歴と自然

【七十二候】腐草為蛍(くされたる くさ ほたるとなる)と蛍色 × 瑠璃色の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【七十二候】腐草為蛍とは 6月11日~6月15日頃

【二十四節気】芒種(ぼうしゅ)の次候は、【七十二候】「腐草為蛍(くされたる くさ ほたるとなる)
昔の人は、湿った草が蛍になると考えていました。
もちろん本当に草が蛍になるわけではありませんが、この言葉からは自然への驚きや親しみが伝わってきます。

子どもの頃に見た蛍を思い出す人もいるかもしれません。
6月は、そんな記憶がよみがえる季節です。


暗くなった水辺に、小さな光がふわりと浮かぶ景色。
初夏ならではの風景です。

この季節の色

蛍色 × 瑠璃色

蛍色(ほたるいろ)は、蛍の光を思わせるやわらかな黄緑色。
強い光ではなく、暗闇の中でそっと灯るような色です。
小さな光なのに、不思議と目を引く魅力があります。

瑠璃色(るりいろ)は、深く澄んだ青。
日が暮れたあとの空や、水を張った田んぼに映る夜空を思わせます。

蛍色と合わせると、蛍が舞う夜の景色が浮かんできます。

腐草為蛍の頃の景色

この時期になると、昼間は夏を感じる日も増えてきます。
一方で、日が沈んだあとの空気には少し涼しさが残っています。

私が子どもの頃、祖母の家の前の田んぼにはたくさんの蛍が飛んでいました。
静かな初夏の夜、外へ出ると、あたり一面にふわりふわりと蛍の光が動き、それを追いかけて走り回ったことも懐かしい思い出です。

それから十五年ほど経った頃、久しぶりに祖母の家を訪ねました。
田んぼの景色は昔と変わらないように見えました。
けれど、蛍の姿はどこにもありませんでした。

その時、祖母がぽつりと「もう蛍はいないんだよ」と言い、それが今でも頭から離れず忘れられません。

同じ景色に見えても、少しずつ変わっていくものがある。
腐草為蛍という言葉に触れるたび、そんなことを思います。

この季節に合うハーブ

レモンバーベナ

爽やかな香りを持つハーブ。
夕方に飲むハーブティーにもよく合います。
初夏の風を感じるような軽やかな香りです。

リンデン

やさしい甘さのあるハーブ。
ゆったりした時間を過ごしたいときにも親しまれています。

この季節に合うアロマ

ネロリ精油

やわらかな花の香り。
夜の静かな時間にもなじみやすい香りです。

ホーウッド精油

穏やかで落ち着いた木の香り。
初夏の夜の空気を思わせるような心地よさがあります。

おわりに

蛍色のやさしい光と、瑠璃色の夜空。
腐草為蛍の頃は、昼間の賑やかさとは少し違う、静かな美しさに出会える季節です。

田んぼに映る夜空や、水辺を渡る風。
そんな景色を眺めていると、季節が少しずつ夏へ向かっていることを感じます。
忙しい毎日の中でも、夜の空や遠くの灯りに目を向ける時間があると、初夏ならではの景色を楽しめるかもしれません。


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