【二十四節気】小満とは 5月21日~6月4日頃
5月21日頃から、【二十四節気】は小満(しょうまん)。
「小さく満ちる」と書くこの季節。
田んぼに水が入り、小さな苗が並びはじめる頃です。
風が吹くとまだ短い苗がそよそよ揺れて、水面にも空の色が映ります。
春のやわらかい景色から、少しずつ「初夏の緑」に変わっていく季節ですね。
この季節の色
苗色(なえいろ)× 青磁色(せいじいろ)
苗色は、田んぼに並ぶ若い苗のような緑。
この時期になると、田んぼの景色が少しずつ明るい緑に変わっていきます。
青磁色は青みを含んだやさしい緑色。
水を張った田んぼや湿度を含んだ初夏の空気に似た色です。
苗色と合わさると、風が通る水辺の景色が浮かんできます。
小満の頃の景色
この時期は、見渡す景色の緑がぐっと増え、毎日見ていると気づきにくいけれど、田んぼの苗も木の葉がぐんぐん成長しています。
ベランダの植物も、「あれ、葉っぱ増えてるな」と思う日がありますよね。
子どもも同じで、前は何度言ってもできなかったことがいつの間にかできるようになっていたり。
前より少しラクかも、と思う瞬間が増えていたり。
大きな出来事ではなくても、暮らしの中にはちゃんと変化があります。
この季節に合うハーブ
レモンバーム
やさしいレモンのような香り。
気持ちが落ち着かない日や頭の中が忙しい日に飲むと、ほっとしやすいハーブです。
氷を入れて、アイスハーブティーにしてもさわやかでいいですね。
リンデン
ふんわりした香りで、リラックスしたいときに。
気を張っている日が続いたときにも、力を抜く時間を作ってくれます。
この季節に合うアロマ
プチグレン精油
爽やかさの中に少し落ち着きもある香り。
家事や子育てで頭がいっぱいの日にも、気持ちを切り替えやすくしてくれます。
サイプレス精油
風が抜けるようなすっきりした香り。
湿度が増えてくるこの時期にも使いやすく、空気を軽くしたいときにもおすすめです。
小満の七十二候
小満には、3つの七十二候があります。
景色が少しずつ初夏へ変わっていく様子が、とてもよく表れている季節です。
初候|蚕起食桑(かいこ おきて くわを はむ)(5月21日頃〜25日頃)
蚕が桑の葉を食べはじめる頃。
やわらかな桑の葉を、蚕が静かに食べ続ける季節です。
昔は養蚕が暮らしの大切な仕事だったため、この小さな変化も季節の節目として大事にされていました。緑が増え、「育つ力」がはっきり見えてくる頃ですね。
次候|紅花栄(べにばな さかう)(5月26日頃〜30日頃)
紅花が美しく咲きはじめる頃。
紅花は染料や口紅などにも使われてきた植物です。
鮮やかな赤や橙の花が咲き、初夏の景色に少し華やかさが加わります。
小満の「育つ季節」の中でも、色の明るさを感じやすい候です。
末候|麦秋至(むぎの とき いたる)(5月31日頃〜6月4日頃)
麦が実り、収穫の時期を迎える頃。
「秋」という字が入っていますが、麦にとっての実りの季節、という意味です。
風に揺れる黄金色の麦畑は、春の緑とはまた違う美しさがあります。
少しずつ、「育てる季節」から「実る季節」へ向かっていく頃ですね。
おわりに
苗色のみずみずしい緑と、青磁色のやわらかな空気。
小満は、景色の中の「育っているもの」に気づきやすい季節です。
忙しい毎日の中でも、ふと外を見ると季節はちゃんと進んでいます。
そんな初夏の空気を感じながら、過ごしていけたら心地よいですね。
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