歴と自然

【七十二候】水沢腹堅(さわみず こおりつめる)と薄墨色の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

大寒の次候、水沢腹堅
沢の水までもが凍りつき、自然がいちばん深く息をひそめる頃です。

音は少なく、動きは止まり、世界は薄い膜に包まれたように静まります。
この候に寄り添う色が、薄墨色(うすずみいろ)

水沢腹堅とは? 1月25日~1月29日頃

「腹堅(はらかたし)」は、奥深くまで凍りつくという意味。

表面だけでなく、流れの芯まで冷えが届く――
それは厳しさであると同時に、守りの季節でもあります。

水は凍ることで、形を保ち、不要な動きを止め、次の循環まで静かに待ちます。

薄墨色という色

薄墨色は、真っ黒ではなく、墨を水に溶かしたような、深く、静かな灰色

光を強く反射せず、感情を刺激もしない。
ただ、そこに在る色です。

この色が教えてくれるのは、

  • 今は判断しなくていい
  • 進まなくていい
  • 明るく振る舞わなくていい

という、静かな許可

水沢腹堅の空気と、薄墨色は、「凍ることも、自然の営みだ」と、はっきり伝えてくれます。

水沢腹堅と薄墨色が重なるとき

この候は、外からの刺激を遮断し、内側を守る時間

薄墨色は、心の輪郭をやさしく囲い、必要以上に揺れないよう支えてくれます。

沈んでいるように見えても、止まっているように感じても、それは「失われている」のではなく、保たれている状態です。

この季節の過ごし方

  • 服や小物に、黒ではなく薄墨色を選ぶ
  • ノートや手帳に、グレー系のペンを使う
  • 情報を入れすぎない一日を作る

何かを足すより、減らすことで整う季節。

水沢腹堅は、静けさの中で、自分を守る知恵を思い出させてくれます。

水沢腹堅の季節に寄り添うハーブとアロマ

沢の水が奥深くまで凍りつく、水沢腹堅。
この季節の体と心は、外からの刺激にとても敏感です。

巡らせること、動かすこと、変えることよりも、静かに守り、消耗を防ぐケアが必要なとき。

薄墨色のように、感情を強く動かさず、深く落ち着かせるハーブと香りを選びます。

この季節に合うハーブ

● リンデン(菩提樹)
緊張をほどき、心を内側へ戻してくれるハーブ。
水沢腹堅の「動かない静けさ」とよく響き合います。
何かを考えすぎた夜に、ゆっくり飲みたい一杯。

● オーツ(ミルキーオーツ)
神経をやさしく養い、消耗を回復させるハーブ。
外に向かって頑張りすぎた心を、そっと包み込みます。
「何もしない時間」を肯定してくれる存在です。

● ネトル(少量)
動かすためではなく、支えるために。
冬の終盤で弱りやすい体を、静かに底上げします。
刺激にならないよう、少量をブレンドで。

この季節に合うアロマ

● フランキンセンス
呼吸を深くし、思考を静める香り。
水沢腹堅の張りつめた空気を、内側から緩めてくれます。
瞑想や就寝前に。

● シダーウッド
大地に根を下ろすような、重心の低い香り。
不安やざわつきを外へ流さず、
自分の中心に戻る感覚を思い出させてくれます。

● ベンゾイン(安息香)
甘さのある樹脂の香り。
冷えと緊張で硬くなった心を、ゆっくり溶かします。
薄墨色の「包み込む静けさ」によく合います。

水沢腹堅の香りの使い方

  • 香りは強くしない
  • ディフューザーより、ハンカチやティッシュで
  • 日中より、夕方〜夜に取り入れる

この季節の香りは、今は、凍ることで守られている
その感覚を、体に思い出させるためのもの。

おわりに

水が凍るのは、止まるためではなく、壊れないため

薄墨色の季節は、感情を閉じ込めるためではなく、静かに保つためにあります。

動けない日があってもいい。
感じすぎない時間があってもいい。

この深い静寂の先に、必ず、流れは戻ってきます。


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