森のタロット便り

【七十二候】草露白(くさのつゆ しろし)と青磁鼠(せいじねず)色の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。
はちみつ
はちみつ
9月の朝。
窓を開けたときに入ってくる空気が、少しずつ変わってきました。
昼間にはまだ暑さが残っていて、草も木も青々としています。
それでも朝の空気には、夏の盛りとは違う心地よさを感じます。
ふと足元を見ると、草の葉には小さな水滴。
朝の光が当たると、きらりと白く輝きます。
【七十二候】の草露白(くさのつゆ しろし)は、そんな小さな変化を表した言葉です。
今回、この季節に合わせて選んだ日本の伝統色は、青磁鼠(せいじねず)。
青磁のような青緑に、鼠色を重ねた、静かでやわらかな色です。
露に濡れた草を朝のやさしい光の中で眺めていると、こんな色に出会えそうな気がします。

9月の朝。
窓を開けたときに入ってくる空気が、少しずつ変わってきました。
昼間にはまだ暑さが残っていて、草も木も青々としています。
それでも朝の空気には、夏の盛りとは違う心地よさを感じます。

ふと足元を見ると、草の葉には小さな水滴。
朝の光が当たると、きらりと白く輝きます。

【七十二候】の草露白(くさのつゆ しろし)は、そんな小さな変化を表した言葉です。

今回、この季節に合わせて選んだ日本の伝統色は、青磁鼠(せいじねず)
青磁のような青緑に、鼠色を重ねた、静かでやわらかな色です。
露に濡れた草を朝のやさしい光の中で眺めていると、こんな色に出会えそうな気がします。

【七十二候】草露白って、どんな季節?

草露白は、二十四節気「白露」の最初にあたる七十二候です。
読み方は、「くさのつゆ しろし」

その言葉の通り、草の葉に宿った露が、白く輝いて見える頃を表しています。

秋へ向かって夜が少しずつ長くなり、朝の気温もゆっくりと下がってきます。
空気中に含まれている水蒸気が冷やされると、小さな水滴となって草や葉の表面につきます。
それが朝露です。
朝日が昇り始めると、透明な露の粒が光を受けて、白くきらきらと輝きます。
「草露白」。

たった四文字なのに、朝の草むらの景色が目の前に浮かんでくるような言葉ですね。

朝露は、夜と朝がつくるもの

露を見るなら、やっぱり朝。
でも、その露は朝になって突然生まれるものではありません。
太陽が沈み、夜になる。
地面や草木から少しずつ熱が逃げていき、葉の表面も冷えていきます。
そして空気が冷やされることで、水蒸気が小さな水滴となって葉の上に現れます。
夜の間に、少しずつ準備されていたんですね。

そして朝。
太陽が昇り、その光が露に届くと、今度は一粒一粒が輝き始めます。
透明だった水滴が白く見えたり、光の角度によっては小さな宝石のように輝いたり。
草露白という季節は、そんなほんの短い朝の時間を切り取ったものなのだと思います。

【七十二候】草露白に合わせた「青磁鼠」

今回選んだ青磁鼠(せいじねず)は、青磁を思わせる淡い青緑に、鼠色の落ち着きを含んだ色です。
「青磁」という言葉から思い浮かぶのは、青みを帯びた美しい磁器の色。
そこに鼠色が加わることで、鮮やかさが少し落ち着き、やわらかな青緑になります。
私はこの色を見ていると、朝露に濡れた草の葉を思い浮かべます。
昼間の太陽の下で見る草は、生命力を感じる鮮やかな緑。
同じ草でも、早朝のやわらかな光の中では、少し青みを帯びて見えることがあります。
そこに透明な露が重なると、さらに静かな色合いに。
青でもあり、緑でもあり、少し灰色も感じる。
そんな青磁鼠の色が、草露白の朝によく似合います。

「鼠色」には、たくさんの色がある

鼠色と聞くと、灰色を思い浮かべる人が多いと思いますでも、日本の伝統色を見ていると、「鼠」と名前につく色がたくさんあります。
青みを加えたり、緑を加えたり、紫を加えたり。
少し色を重ねるだけで、鼠色にはさまざまな表情が生まれます。

青磁鼠も、そのひとつです。
華やかさよりも、落ち着いた美しさを感じる色。
自然の中を眺めていても、こうした色は意外とたくさん見つかります。

朝露をまとった葉。
少し遠くに見える木々。
朝の光が届く前の草むら。

自然の色は、いつも「緑」「青」「灰色」と一言では表せないほど複雑です。
日本の伝統色を知ると、その微妙な違いにも目が向くようになります。

同じ草も、時間によって違う色に見える

朝の草。
昼間の草。
夕暮れの草。

同じ場所に生えている同じ植物でも、時間が変わると色の印象も変わります。

昼間の強い光を受けた葉は、鮮やかな緑。
朝のやわらかな光の中では、少し青みを感じる緑。
夕方になると、太陽の光を受けて黄色や金色が重なります。

さらに朝露がつけば、葉の表面に透明な光が加わります。
植物そのものの色に、空の色や光、水が重なって、その時間だけの色が生まれるんですね。
草露白の頃は、そんな朝だけの色を探してみるのも楽しそうです。

【二十四節気】白露から【七十二候】草露白へ

前回の【二十四節気】白露では、露草色を選びました。
朝露の残る草むらに咲く、鮮やかな青い露草。

そして今回の草露白では、その花の周りに広がっている草の葉へ目を向けてみます。
露草色の小さな花。
青磁鼠を思わせる、朝露に濡れた葉。
その上で白く光る露。
同じ朝の草むらの中にも、いろいろな色があります。
少し遠くから眺めていた景色に一歩近づいてみると、今まで気づかなかった色が見えてくる。

二十四節気から七十二候へ進む楽しさは、こんなところにもあるように思います。


草露白の頃に楽しみたいハーブ

セージ

今回選んだ青磁鼠を眺めていて思い浮かぶハーブが、セージです。
セージの葉には細かな毛があり、種類によっては少し灰色がかった緑に見えます。
鮮やかな緑とはまた違う、落ち着いた葉の色が魅力です。
料理に使われることも多く、すっきりとした力強い香りがあります。
葉の形や色をゆっくり観察してみるのも楽しいハーブです。

レモンバーベナ

昼間には暑さが残るこの季節。
レモンのような爽やかな香りを持つレモンバーベナもよく似合います。
朝晩には温かいハーブティー、暑い午後には冷たいハーブティー。
その日の気温や気分に合わせて楽しめます。

草露白の頃に楽しみたいアロマ

サイプレス

朝の静かな空気に合わせたいのが、サイプレスです。
すっきりとした森林を思わせる香りで、深呼吸したくなるような清々しさがあります。
少し涼しくなった朝に香らせると、気持ちよく一日を始められそうです。

ラベンダー

夜が少しずつ長くなるこの時期には、ラベンダーも。
昼間の活動を終えたあと、ゆっくり過ごす時間によく似合います。
夜にラベンダーを楽しみ、翌朝には草の上に露が宿る。
そんな季節の流れを香りと一緒に感じるのも素敵ですね。

朝の草に、青磁鼠を探して

草露白。
草の葉に宿った露が、朝の光を受けて白く輝く頃です。
今回、その景色に青磁鼠を重ねてみました。

朝露をまとった草の葉。
少し青みを帯びた緑。
その上に並ぶ透明な水滴。
そして、昇り始めた太陽の光。

ほんの少し時間が経てば、太陽は高くなり、草の色もまた変わっていきます。
だからこそ、朝に見える景色を楽しみたい。
いつもの道を歩くとき、ほんの少し足元を見てみる。
草の葉に露がついていたら、その葉は何色に見えるでしょう。
緑でしょうか。
少し青みを感じるでしょうか。
それとも、光を受けて白く輝いているでしょうか。
暦の言葉をひとつ知ると、いつもの景色の中に探したいものがひとつ増えます。

【七十二候】草露白の朝。
私も、露のきらめきと、その下にある青磁鼠のような草の色を探してみたいと思います。


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