【七十二候】楓蔦黄 2025年11月2日〜11月6日
【二十四節気】霜降の末候、「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」は、木々がいよいよ色づき、山々が錦に染まるころを示します。
“楓”はもみじ、“蔦”はつた。
それぞれが秋の冷たい空気に包まれながら、緑から黄、橙、紅へと変化していく様子を表しています。
朝晩はぐっと冷え込み、空気は澄み渡り、日中の陽だまりだけがやさしいぬくもりを残します。
一年の中でもっとも美しい色の季節。
自然は静かに、冬の入口を迎える準備を始めます。
季節に重なる伝統色「茜色(あかねいろ)」
楓蔦黄に重ねたいのは、茜色(あかねいろ)。
深くあたたかな赤――それは、夕暮れと紅葉の色が重なり合ったような、秋の終わりを象徴する色です。
茜色は、太陽の名残をそっと映すような色。
燃えるように見えて、どこか寂しさを含んでいる。
この季節の光と影の境目を、静かに語る色でもあります。
茜色に染まる情景
風が吹くたびに、木々の葉が舞い落ちる。
カサカサと響く音に、季節の終わりを感じながら、それでもどこか、心は安らいでいく――。
色づいた山々は、まるで自然が描く一枚の絵のよう。
光が差すと葉の一枚一枚が透き通り、夕暮れには茜色に染まりながら、しずかに夜を迎えます。
心と体の整え方
寒さが増すとともに、体の“陽”のエネルギーが減り、気分も沈みやすくなります。
「冬の前の小さな静けさ」と捉えて、無理に元気を出そうとせず、温かさを体に戻すことを意識して。
おすすめのケア
- 朝、白湯を飲んで体をゆっくり起こす
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- 夜はスマホを閉じて、温かい飲み物と静かな時間を
おすすめの食材
- にんじん・かぼちゃ・れんこん・ごぼう
- りんご・柿・はちみつ
→ 血を補い、体をあたためる食材を中心に。
🌿季節のハーブとアロマ
ハーブ
- ローズヒップ:美しい赤い実は“ビタミンCの宝庫”。乾燥や疲れの回復にも。
- ジンジャー:冷え対策に。はちみつと合わせてティーに。
- ルイボス:抗酸化作用が高く、季節の変わり目の不調におすすめ。
アロマ
- シナモンリーフ:温もりを与え、心を奮い立たせる香り。
- オレンジスイート:冷えた夜に、心をほぐすようなやさしい香り。
- パチュリ:深呼吸を促し、季節の変化を受け入れる力を与えてくれる。
🍂まとめ
楓蔦黄(もみじつたきばむ)は、秋のフィナーレ。
茜色の光が山々を包み、自然が一年の感謝を込めて輝く季節です。
目まぐるしい日々の中でも、少し立ち止まって、足元の落ち葉を見つめてみましょう。
その一枚一枚に、「いのちの営み」が宿っています。
森と心を結ぶタロット時間 | ハーブと香りで読み解く心のタロット講座 ~癒しから仕事へ~をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

