🌿植物と心をつなぐ内観の時間へようこそ
🌿植物と心をつなぐ内観の時間へようこそ
ふっと風に揺れる白い花。赤く熟した小さな実。
HAWTHORN(西洋サンザシ)は、あなたの心に静かに語りかけます。
Herbcrafter’s Tarot「The Lovers(恋人たち)」のカードに描かれたこの植物は、選択と愛の本質、そして“慎重さ”の大切さを伝えてくれる存在です。
💞 The Lovers(恋人たち)× HAWTHORN(西洋サンザシ)の意味
このカードは、恋愛だけでなく「選ぶ」という行為全般に深く関わります。
そして選択には、喜びと同時に責任も伴います。
HAWTHORN(西洋サンザシ)の鋭い棘は、「気をつけてね」と優しくささやく守りのメッセージ。
🌺 HAWTHORN(西洋サンザシ)が象徴するもの
- 花言葉:希望、一度きりの恋、あなただけを愛す、慎重、賢明
- 象徴:神聖、魔除け、守護、心臓(ハート)とのつながり
- 民間伝承:ヨーロッパでは魔除けとして門やゆりかごに飾られました
- 薬効:心の不安やストレス、動悸を鎮める「心臓のハーブ」
✨ 正位置の意味
「愛・選択・心の統合」
このカードが正位置で出たとき、あなたの前には「愛を育む機会」「大切な選択」が訪れています。
HAWTHORN(西洋サンザシ)の花と実の冠が示すように、「白と赤」「始まりと実り」「花と実」――あらゆる二元性が調和し、統合されていくエネルギーです。
キーワード:
パートナーとの深いつながり、信頼関係の構築
自分の心に正直な選択
魂の結びつき(ソウルメイト)との出会い
自他への愛の理解と共鳴
愛情を育むことへの前向きな意志
子育て中のママ向け視点でのメッセージ:
「本当に大切なものはなにか?」という問いをもって、家庭や子どもとの関係性、自分の望む生き方を見つめ直すチャンスです。愛すること、見守ること、そして“自分の気持ち”も大事にして。
🌑 逆位置の意味
「迷い・依存・不調和」
逆位置では、“選べないこと”や“誤った選択”を象徴します。また、依存的な関係性や、自分の本音を無視した決断が心の不調和を引き起こしているかもしれません。
HAWTHORN(西洋サンザシ)の鋭い棘は、“その選択、本当に自分に優しい?”と警告を発しているのです。
キーワード:
優柔不断や決断力の低下
自分を偽って他者に合わせてしまう
一方通行の恋愛や関係性
見せかけだけの調和、形式的な選択
自分の価値観が見失われている状態
子育て中のママ向け視点でのメッセージ:
「子どものために」「家族のために」と思ってした選択が、じつは自分を犠牲にしていませんか? 迷いや疲れを感じたら、いったん立ち止まり、“本当の自分の声”を聞いてみましょう。
🖼 カードに描かれた世界からのインスピレーション
柔らかな若葉色の布の上に並んだ2つの冠。
一方には白い花、もう一方には赤い実。
ふたつの輪が重なって、「ヴェシカパイシス」を描いています。
それは命の誕生、聖なるはじまりの象徴。
小さなミツバチであるあなたに、HAWTHORN(西洋サンザシ)はこう語りかけます。
「慎重にね。でも恐れないで。甘いみつで包んであげるから」
🌿 HAWTHORN(西洋サンザシ)の癒しの活用法
💖 心に寄り添う「ハートのハーブ」
HAWTHORN(ホーソン)は古くから「心臓のためのハーブ」として知られ、循環器を整える、心を落ち着ける、安心感をもたらすなどの働きがあります。
心拍のリズムを整える作用は、物理的な“心”だけでなく、感情的な“こころ”にも穏やかに作用します。
そのため、「選択の不安」「愛することの怖れ」「心の傷」にやさしく寄り添い、あなたをサポートしてくれます。
🍵 内面とつながる「セルフケアの方法」
✅ 1. ハーブティーとして飲む
・心がそわそわするとき、胸がザワつくときに
・迷いや不安で眠れない夜に
・家族や子どもに優しく接したいとき、自分の余裕を取り戻したいときに
→ やさしい酸味とわずかな甘みが、ふぅっと気持ちを緩めてくれます。
✅ 2. ハーブピロー(香るお守り)として使う
乾燥させたHAWTHORN(西洋サンザシ)の花と実を小さな布袋に入れて、
・枕元に置く
・ポーチに入れて持ち歩く
→ ハートチャクラのサポートに。気持ちを安定させたいときに効果的です。
✅ 3. お風呂に入れる
お茶パックに花や葉を入れてバスタブに。ローズやラベンダーとブレンドすると、より深いリラクゼーションに。
🌸 ハーブティーブレンド:The Lovers(恋人たち)× HAWTHORN(西洋サンザシ)
🫖《心の調和とやさしい選択を促すブレンド》
材料(ドライハーブ)
- HAWTHORN(花と実)……小さじ1
- レモンバーム……小さじ1
- ローズ(花びら)……小さじ1/2
- リンデン……小さじ1
- (お好みで)ローズヒップ……少々(酸味を加えたいとき)
作り方
- ポットにすべてのハーブを入れ、熱湯200mlを注ぐ
- フタをして5〜7分蒸らす
- 香りを楽しみながら、ゆっくりと心の深呼吸を
おすすめの時間帯:
午後のおやつの時間や、子どもが寝た後の“自分のための静かな時間”に。
このお茶は「どんな自分も大丈夫」と優しく包み込みながら、愛に基づいた選択を後押ししてくれるブレンドです。
「疲れて判断できないとき」や「愛と距離のバランスを取りたいとき」にもおすすめ。
🪷 The Lovers(恋人たち)× HAWTHORN(西洋サンザシ) 植物と心をつなぐ内観ワーク
🧘♀️ ワークのテーマ:
「“本当に大切にしたいもの”に気づき、やさしく選ぶ力を育てる」
✨ Step 1: HAWTHORN(西洋サンザシ)ティーを淹れる
- ポットに、HAWTHORN(西洋サンザシ)の花や実をひとつまみ入れます。
- 「私の心が今、望んでいるものは何だろう?」と、静かに自分に問いかけながら、お湯を注ぎます。
- 5分ほど蒸らし、その間は目を閉じて呼吸に意識を向けます。
💭 呼吸に合わせて、今の気持ちや身体の感覚にやさしく耳をすませてみましょう。
✨ Step 2:心のノートをひらく
ティーを飲みながら、ノートやジャーナルを開きます。以下の問いかけに答えてみてください。
🌸 今日の内観ジャーナル
- 今、私の心はどんな状態ですか?(色でたとえると何色?)
- 最近、「これはイヤだな」と感じたことは何ですか?
- 「本当はこうしたかった」と思った場面はありましたか?
- 私が「大切にしたいこと・守りたいもの」は何ですか?
ゆっくり、やさしく。答えが出なくても大丈夫。
HAWTHORN(西洋サンザシ)の棘のある枝のように、自分の心にも「近づくとチクッとする部分」があってもいいのです。
✨ Step 3:小さな“選択”をしてみる
- 今日の夕食に、何を食べたい?
- 今日の夜、10分だけ“自分のための時間”を作るとしたら何をしたい?
- 明日、ひとつだけ“NO”を言ってもいいとしたら、何に対して言う?
🌿小さな「選び直し」は、自分を大切に扱うための練習です。
🕊️ このワークで期待できる心の変化
- ✔️ 自分の“本音”をやさしく受け取れるようになります
- ✔️ 愛することへの怖れや不安を、HAWTHORN(西洋サンザシ)の花のように開いていけます
- ✔️ 他人軸ではなく「自分にとっての正解」で選べる感覚が育ちます
- ✔️ 子どもや家族との関係にも、やさしさと境界線が生まれます
HAWTHORN(西洋サンザシ)の棘は、あなたを傷つけるものを避けるためにあります。
それは「やさしさのための強さ」なのです。
このワークは、自分の中の“やさしくてしなやかな芯”を見つけていく時間になります。
🌿 今日の「私」にぴったりの精油(アロマ)診断
〜The Lovers(恋人たち)× HAWTHORN(西洋サンザシ)の癒しとともに〜
あなたの“今の気持ち”に寄り添う香りを、3つの質問で選んでみましょう。
直感で一番ピンとくるものを選んでくださいね。
❓ Q1:今のあなたの心の状態に一番近いのは?
A. ちょっと疲れてる。誰かにやさしくしてほしい
B. 気持ちがざわざわして、落ち着かない
C. やることが多くて、ひと息つけない感じ
D. ぼんやりして、やる気が出ない
E. 少しさみしい気分。誰かとつながりたい
❓ Q2:今、あなたが一番求めているものは?
A. 安心感やぬくもり
B. 心の静けさや平和
C. 集中力とエネルギー
D. 前向きな気持ち
E. 愛されているという感覚
❓ Q3:好きな香りのイメージに近いのは?
A. 甘くてあたたかい香り(バニラ・ローズなど)
B. 森の中にいるような香り(針葉樹・ウッド系)
C. フレッシュで明るい香り(柑橘系・ミント系)
D. フローラルでやさしい香り(ゼラニウム・ラベンダー)
E. 少しスパイシーで心に火を灯す香り(ジンジャー・ピンクペッパー)
🔮 あなたに今おすすめのアロマは…
💗 Aが多かった方:ローズ & カモミール・ローマン
心を包みこむようなやさしい香りで、自己愛と安心感を高めましょう。
🌲 Bが多かった方:サイプレス & フランキンセンス
不安を手放し、心を整える深い呼吸をサポートします。静かな時間を。
🌞 Cが多かった方:レモン & ペパーミント
軽やかさと爽快さで、気持ちをリフレッシュ!思考もすっきり整います。
🌸 Dが多かった方:ゼラニウム & ラベンダー
ホルモンバランスや感情の波に寄り添う、女性の味方ブレンドです。
🔥 Eが多かった方:ピンクペッパー & ジンジャー
勇気と情熱を呼び覚まし、“愛されたい”気持ちを行動へと変えるサポートに。
🕊️ この精油(アロマ)をハンカチに1滴、ディフューザーやバスソルトに。
心の声にそっと寄り添いながら、自分自身を癒してあげてくださいね。
🌸 HAWTHORN(西洋サンザシ)の神話とスピリチュアルストーリー
🏛️ 古代ギリシャ:結婚と再生の木
ギリシャ神話において、HAWTHORN(西洋サンザシ)は結婚と繁栄の象徴とされてきました。
女神ヘラの結婚式では、HAWTHORN(西洋サンザシ)の枝が祝福と清めの枝として使われ、新郎新婦が豊かな家庭を築けるよう願いが込められていたと言われています。
また、春の花嫁の冠としてもホーソンは用いられ、「新しい命の始まり」「永遠の愛」の象徴でもありました。
5月の祭典「ベルトゥナ(Beltaine)」では、HAWTHORN(西洋サンザシ)の枝が魔除けと豊穣の象徴として家の入り口に飾られ、邪気を払うと同時に新たな希望を呼び込む力があると信じられていました。
✝️ キリスト教との関わり:いばらの冠の伝承
キリスト教圏では、HAWTHORN(西洋サンザシ)は聖なる植物の一つとされています。
「キリストが処刑されたときにかぶった“いばらの冠”はHAWTHORN(西洋サンザシ)の枝で作られていた」という伝承もあり、犠牲・再生・赦しの象徴ともされます。
その神聖さから、教会の近くに植えられることも多く、ヨーロッパ各地でホーソンの木の下で祈りを捧げると神とつながることができると信じられてきました。
🧙♀️ 魔除けとフェアリーの伝説
ケルト文化やアイルランドの伝承では、HAWTHORN(西洋サンザシ)は妖精の世界との扉を守る木とも言われます。
HAWTHORN(西洋サンザシ)の木は「フェアリー・ツリー(妖精の木)」と呼ばれ、むやみに枝を切ることや木を倒すことは大きなタブーとされていました。
この木のそばでは、静かにしなければならない。下手に触れると妖精に罰せられるとも……。
このように、HAWTHORN(西洋サンザシ)は目に見えないエネルギーを強く宿す神秘的な存在として、畏れと尊敬の対象でした
🌸 花と実の意味:二面性とバランス
HAWTHORN(西洋サンザシ)は、春に白くて甘い花を咲かせ、秋になると真紅の実をつけます。
この「白と赤」の対比は、西洋における「無垢と情熱」「愛と犠牲」「開始と終末」を象徴します。
また、花は芳香を放ちますが、枝には鋭い棘。
これは「美しいものには近づき方に注意が必要」「愛には慎重さも必要」と教えてくれる、自然からのメッセージです。
💬 この神話が伝えるもの
HAWTHORN(西洋サンザシ)の神話や伝承は、こう語りかけてくれます:
「愛に飛び込むことは、美しくもあり、時に傷つくことでもある。
でも本当の愛は、恐れを超えて、慎重さと信頼を学びながら育まれていくもの。」
これは恋愛だけでなく、親子、家族、そして「自分自身との関係性」にも当てはまる大切なテーマです。
🌿ママたちへ:
誰かを大切に想うときこそ、自分の“心のとげ”に気づいてください。
そして、自分自身にも「慎重に」「やさしく」接してあげてくださいね。
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