【七十二候】桜始開とは 3月26日~3月30日頃
七十二候では、この時期を桜始開(さくら はじめて ひらく) と呼びます。
つぼみだった桜が、ひとつ、またひとつと、静かに花をひらいていく季節です。
満開の華やかさとは違う、まだ少し控えめでどこか初々しい美しさ。それはまるで「これから」をそっと受け入れるような、やさしいはじまりの姿です。
灰桜と薄紅が映す、咲きはじめの世界
灰桜(はいざくら) ― 静けさの中のやさしさ
桜色にほんの少し灰色を含んだような、落ち着いた色。
咲き始めたばかりの桜は、まだ主張しすぎず空気に溶け込むように佇んでいます。
灰桜はそんな「静かな美しさ」を映す色。
「桜が一輪一輪咲くように、ゆっくりと」
そうやって、自分をゆるやかに受け入れる感覚を思い出させてくれます。
薄紅(うすべに) ― 内側からひらくよろこび
桜色よりも、ほんの少しだけ深みを持つやさしい紅色。
つぼみがひらくとき内側からふわっと色づいていくような、そんな印象です。
薄紅は、心の奥にあった想いやよろこびが少しずつ表に現れてくるような色。
「咲いていいんだよ」
そんなやさしい後押しを感じさせてくれます。
桜始開のメッセージ
この季節は一気に変わるのではなく、「少しずつひらいていく」ことが大切な時間。
・無理に急がなくていい
・すぐに結果を出さなくてもいい
・まずは、ひとつ花をひらくように
小さな変化を、自分の中で大切にしてあげる。
それは、ちゃんと次の一歩につながっていきます。
この季節におすすめのハーブ
ローズ
やさしく心をひらく愛のハーブ。
緊張やこわばりをほどき、「受け取ること」を思い出させてくれます。
自分自身を大切にしたいときに、そっと寄り添ってくれます。
レモンバーム
やわらかな香りで、心を軽やかに整えてくれるハーブ。
新しい環境や変化の中で感じる不安や緊張をやさしく和らげてくれます。
この季節におすすめのアロマ
ゼラニウム
心と体のバランスを整えるやさしい花の香り。
気持ちの揺れを落ち着かせ、自然な自分へと戻してくれます。
オレンジ
明るくやわらかな香りで、心をほぐしてくれる精油。
がんばりすぎていた気持ちをゆるめ、自然な笑顔を引き出してくれます。
おわりに
咲きはじめの桜は、まだ風に揺れながらどこか頼りなくも見えます。
けれどその姿には、これから広がっていく未来がすでに宿っています。
灰桜の静けさと薄紅のやさしいよろこびに包まれながら、少しずつあなたの花もひらいていきますように。
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