🌿植物と心をつなぐ内観の時間へようこそ
静かな朝、湯気の立つカカオドリンクを手に、自分の内側に意識を向けてみる。
《 The Herbcrafter’s Tarot 》の「5. The Hierophant(法王) × CACAO(カカオ)」は、そんな静寂の中で「学び」と「真理」に向かう旅をサポートしてくれるカードです。
神聖なものを敬い、知恵を受け継ぎ、そこにあるメッセージを深く理解していく。 それは、ママとして、女性として生きる私たちにも通じる“祈りのような時間”。
🕊️ The Hierophant(法王) × CACAO(カカオ)の意味
このカードは、「学ぶことの尊さ」や「知恵を継承することの力強さ」、 「儀式的な行動がもたらす心の安定」などを象徴しています。
カカオは、儀式や神聖な場で用いられてきた植物。法王はその知恵や精神性を伝える存在です。 つまりこのカードは「学ぶことで真理に近づく」「敬意をもって受け継ぐ」「意図を持って日常を過ごす」ことの大切さを伝えています。
🌿 CACAO(カカオ)が象徴するもの
- ・神聖さ
- ・受け継がれる知恵
- ・霊性と身体性の統合
- ・儀式・祈り・感謝
- ・魂の滋養
古代マヤでは、カカオは神に捧げる霊薬でした。
今もなお、その香りと味わいは、心と体を調える“聖なる植物”として大切にされています。
正位置の意味
- ・知識や伝統を尊重し、学びを深めるタイミング
- ・メンターや教師との出会い、導き
- ・スピリチュアルな目覚め、心の軸が整う
- ・意図を持った日常の儀式が、心を癒す
⛅ 逆位置の意味
- ・教えやルールにとらわれすぎて窮屈になっている
- ・他人の価値観に流され、自分を見失っている
- ・「本当の学び」から外れてしまっている
- ・型を破る勇気や、自分なりの祈り方が求められている
🌟 カードに描かれた世界からのインスピレーション
伝統的な織物がテーブルに敷かれ、土鍋とカップには泡立てた霊薬。 モリニージョと呼ばれる美しい泡立て器。 そして、焙煎されたカカオ豆、シナモン、唐辛子、生の豆やサヤ。
古代の香炉のレプリカとサクラソウの花々がそっと添えられています。
このカードの世界は、単なる飲み物ではなく、“魂のための儀式”を表しています。
カカオを手にした時間は、何かを学ぶ・受け継ぐ・敬意を持って扱うということを、五感を通して教えてくれます。
🌿 CACAO(カカオ)の花言葉『神聖』『親切』
古代から薬・香油・儀式に使われていたカカオは、 “神の食べ物”としての力を象徴しています。
神話や伝統とつながるその背景から、「神聖」や「親切」という花言葉が生まれました。
💪 CACAO(カカオ)の効果・効能
学名:Theobroma cacao(ギリシャ語で「神の食べ物」)
カカオ豆から脂肪分を除いたパウダーがココアです。
● 主な作用:精神安定 / 疲労回復 / むくみ改善
● 主な栄養素:カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウム、カカオポリフェノール、テオブロミン
● 食べ合わせ例:ラズベリー+きび砂糖+ココア → 血行促進・腎の補いに◎
🌿 The Hierophant(法王) × CACAO(カカオ) --植物と心をつなぐ内観ワーク
――植物と心をつなぐ、静かな内観のひととき――
いつも家族のことで頭がいっぱいのママへ。
今日はほんの少し、自分の“こころ”に寄り添う時間を過ごしてみませんか?
忙しい毎日の中でも、ほんの10分でできる小さな“儀式”です。
☕ カカオドリンクを、ゆっくり丁寧に淹れてみましょう
インスタントではなく、純粋なカカオパウダーと、少しの温かい植物性ミルク(オーツミルクやアーモンドミルク)を使ってみてください。
お好みで少量のシナモンやハチミツを加えてもOKです。
マグカップに注いだら、まずは香りをゆっくり吸い込んで。
目を閉じて、深呼吸を3回。
カカオの香りが心と体をじんわりとほぐしてくれるのを感じてみましょう。
✨ こんな問いかけを、心の中でしてみてください
「私が大切にしていることって、なんだろう?」
「母から、祖母から、受け継いできた暮らしの知恵って何がある?」
「子どもに残したい“想い”って、どんなこと?」
忙しさの中で埋もれてしまったあなたの“価値観”が、少しずつ浮かび上がってくるかもしれません。
🕊️ 祈りのような静かな時間を
無理に答えを出そうとしなくて大丈夫です。
ただこの「静けさ」と「香り」を味わうだけで、心の芯がすっと整っていきます。
カカオは、かつて神聖な儀式に使われていた植物。
そんな古代の記憶が、あなたの内なる知恵をそっと呼び覚ましてくれるかもしれません。
💡このワークは、寝る前のリセット時間や、朝の静かな時間にもおすすめです。
子どもたちが寝た後のリビングで、ふうっと一息つく「自分のための時間」をつくってみてくださいね。カカオドリンクを丁寧にいれて、ゆっくりと香りを吸い込む
「私にとって大切な価値観はなんだろう?」と問いかける
本や教え、祖母の知恵など「受け継いでいること」を思い出す
祈りのような静かな時間が、あなたの中心軸を整えてくれます。
The Hierophant(法王) × CACAO(カカオ)--おすすめ精油(アロマ)
● ピンクペッパー ● ブラックペッパー → どちらも強壮作用があり、香りに“熱と動き”を加えてくれます。
カカオの深く静かな香りに、ペッパーの躍動感を少し添えると、 内観の時間に芯が通りやすくなります。
※皮膚への使用時は希釈し、柑橘系やフローラル系とブレンドしても◎
🌈 今日の私にぴったりの精油(アロマ)診断
Q. 最近、頭がいっぱいで疲れていませんか? → はい → ブラックペッパー:集中力と活力をサポート
Q. なんだか気分が沈みがち? → はい → ピンクペッパー:心に明るさと刺激を与えるスパイス
Q. 頑張りすぎて呼吸が浅くなってる? → はい → フランキンセンス:心を整え、深い呼吸を促す
🌱 CACAO(カカオ)の神話とスピリチュアルストーリー
カカオは、古代より「神の食べ物」として神聖視されてきた植物です。学名 Theobroma cacao の “Theobroma” とは、ギリシャ語で「神(theos)の食べ物(broma)」を意味します。
特に、マヤ文明やアステカ文明では、カカオは宇宙や神々とのつながりを持つ植物として崇拝され、儀式や祈りの場で特別な役割を果たしていました。
🌟 マヤ神話におけるカカオ
マヤ神話の創世物語『ポポル・ヴフ』では、人類は「トウモロコシ」から作られたとされますが、その暮らしの中にカカオは欠かせない存在として登場します。
カカオは、天と地をつなぐ「神聖な飲み物」とされ、神々への供物や、王族・司祭の霊的な儀式に使用されてきました。
🔥 アステカの儀式とカカオ
アステカでは、カカオ豆は実際に通貨としても用いられていたほど価値あるもので、戦士たちの士気を高める飲み物としても利用されていました。
また、愛と豊穣の女神「ショチケツァル(Xochiquetzal)」に捧げられ、愛・美・芸術・官能性を象徴する飲み物として用いられたといわれています。
🕊️ スピリチュアルな象徴
カカオは、単なる「食材」ではなく、「心の扉を開く植物」として現代でもカカオセレモニーなどの形で受け継がれています。
💫 ハートチャクラ(第4チャクラ)を開き、愛と共感の波動を高める
💫 魂の記憶にアクセスし、自分の真実と向き合うサポートをする
💫 儀式的な「聖なる飲み物」として、意識の浄化と自己探求を促す
以上が「The Hierophant(法王) × CACAO(カカオ)」のタロットから読み取れる世界です。
学び、受け継ぎ、そして静かに祈る——そんな時間が今のあなたをやさしく支えてくれるでしょう。
あなたの暮らしに、今日も植物の力がそっと寄り添いますように。
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