「タロット 勉強 方法」
この言葉で検索する人、きっと少なくないと思います。
たぶん、私自身も何度もこの言葉を入力してきました。
情報はたくさんあるのに、本を読んでも、ネットを見ても、「これで合っているのかな?」という感覚が消えない。
一般的な意味を覚えようとして、でも覚えられなくて、また検索してしまう。
もし今、同じところで立ち止まっているなら、それはあなたに才能がないからではありません。
「当たるタロット」に惹かれてしまう理由
タロットの本やサイトを見ていると、「よく当たる」「驚くほど当たる」そんな言葉をよく見かけます。
不安なときほど、私たちは「正解」や「確かな答え」を求めてしまうものです。
だから、「当たる」という言葉に惹かれるのは、とても自然なこと。
でも、勉強する立場でタロットに向き合うとき、この「当たる」という軸が、かえって苦しさを生むことがあります。
タロットが「当たっている」と感じる瞬間
出来事を予言するという意味での「当たる」とは、少し違うのかもしれません。
けれどカードはいつも、自分でも気づいていなかった心の奥の本当の気持ちを、驚くほど正確に映し出してくれます。
それを「当たっている」と感じる人も、きっと多いでしょう。
ただし、それは本を読んで知識を増やした結果ではありません。
意味を覚えるよりより大切だったこと
私が毎日タロットに触れるようになって感じたのは、カードは「未来」を教えてくれるというより、「今の自分の心」を言葉にしてくれる、ということでした。
それは、瞑想やジャーナリングに、とてもよく似ています。
特別な才能が必要なわけではありません。
誰にでもできることです。
たとえば、私たちは「今、心臓を動かそう」と思って
心臓を動かしているわけではありませんよね。
でも、「あ、今、心臓が動いている」「私は生きているんだ」と気づくことは、意識しないとできません。
気づく力には、少しの訓練が必要です。
タロットが読めるようになる「訓練」
タロットも、同じです。
興味のない人から見れば、ただのカード。
けれど、カードの絵を見て、
「自由にしていいんだよ」
「今日は黄色を意識すると落ち着きそう」
そんな言葉が、ふっと浮かぶ瞬間があります。
それはセンスというより、自分の感覚に気づく練習を重ねた結果。
もちろん、訓練を意識せずとも自然にできる人もいます。
でも多くの場合は、毎日ほんの少しカードに触れ、自分の心の動きを感じる時間を重ねていくことで、少しずつ言葉が浮かぶようになります。
結局、いちばん遠回りに見えて近道だった方法
だから、時間はかかるかもしれません。
けれど、本の意味を暗記し続けるよりも、ずっと早く、タロットは「読める」ようになります。
もしあなたが今、「タロットの勉強方法がわからない」と感じているなら、まずは一枚、カードを引いてみてください。
正解を探さなくていい。
当てようとしなくていい。
ただ、「今、私は何を感じている?」それを言葉にしてみる。
そこから、あなたのタロットの学びは、静かに始まっています。
私が《Herbcrafter’s Tarot》を使っている理由
私自身、こうしたタロットとの向き合い方を続ける中で、自然と手に取るようになったのが《Herbcrafter’s Tarot》でした。
このカードは、未来を言い当てるための強い言葉を投げかけてくるというより、植物や日常の風景を通して、今の心の状態を映し出してくれるカードです。
一枚のカードに描かれているのは、ハーブや植物、道具、季節の気配。
それらを眺めていると、「こうしなさい」と言われるのではなく、「あなたは今、何を感じている?」と静かに問いかけられているように感じます。
だからこそ、意味を覚えようとしなくても、自分の感覚に意識を向ける練習がしやすい。
タロットの勉強方法に迷っている時期、「どう読めばいいのかわからない」と感じている人にとって、とても寄り添ってくれるカードだと思っています。
もし今、暗記や正解探しに疲れてしまっていたら、こんなふうに、絵と向き合いながら自分の心を感じる時間をつくることも、ひとつの始め方かもしれません。
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