二十四節気と七十二候

【七十二候】水始涸(みずはじめてかるる)と桑染(くわぞめ)の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【七十二候】水始涸 2025.10.3~10.7

秋分の末候「水始涸(みずはじめてかるる)」は、10月3日〜7日頃の七十二候。
田んぼの水を落とし、稲刈りの準備を始める頃を表しています。
秋の実りが終盤を迎え、自然も人も冬支度を意識するタイミングです。

季節に重なる伝統色「桑染(くわぞめ)」

この候に重ねたい色は「桑染(くわぞめ)」。
ほんのり黄味を帯びた柔らかな茶色で、収穫を終えた田んぼや、干し草の落ち着いた色合いを思わせます。

桑染から感じる情景や気持ち

水を落とした田んぼに広がる静けさ。
桑染は、華やかさを終えた後の安堵や、穏やかな安心感を映し出す色です。
収穫の喜びを胸に、次の季節に向かうための小休止のような落ち着き。
気持ちを内に整え、余分なものを手放すときです。

この時期に気をつけたい心と体

  • 心の面
    「やり切った」後の空虚感や疲労感が出やすい頃。無理に頑張らず、安心できる時間を大切にしましょう。
  • 体の面
    空気が冷え込み、血行が滞りやすい時期。腰や関節の冷えに注意が必要です。乾燥で喉や肌が荒れやすくもなるので、潤いを意識したケアが大切。

食べ物で整える

  • 大根やれんこん…肺を潤し、咳をやわらげる
  • 里芋やごぼう…胃腸を養い、体を温める
  • 栗や黒豆…腎を補い、冷えに負けない体づくり

煮込み料理や根菜のスープで、芯から温める食事がおすすめです。

季節のハーブとアロマの提案

  • ハーブ
    • ジンジャー:体を温め、血行を促進
    • マロー:喉や粘膜を潤す
    • ネトル:血を補い、疲労回復に
  • アロマ
    • シナモンリーフ:冷えをやわらげ、体を活性化
    • ジュニパー:余分な水分を流し、気持ちをすっきり
    • ラベンダー:心身の疲れを癒す

🍂 まとめ

「水始涸」は、田の水を落とし、収穫を迎える頃。
桑染の落ち着いた色が映すように、にぎやかな夏から静けさを帯びた秋へ。
自然の流れに寄り添い、余分を手放して、温めと潤いを意識した暮らしで心身を整えていきましょう。


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