二十四節気と七十二候

【七十二候】蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)と朽葉色(くちばいろ)の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【七十二候】蟄虫坏戸 2025.9.28~10.2

秋分の次候「蟄虫坏戸(ちっちゅうこをはいす)」は、9月28日〜10月2日頃の七十二候。
夏のあいだ活動していた虫たちが、土に潜り、戸を閉ざすようにして冬ごもりの支度を始める頃を表しています。自然界が少しずつ静まり返り、季節が確実に冬に向かっていくことを感じさせる候です。

季節に重なる伝統色「朽葉色(くちばいろ)」

この候に重ねたい色は「朽葉色(くちばいろ)」。
落ち葉が色褪せ、土に還っていくような黄褐色で、夏の鮮やかな色から秋の深まりを象徴する色です。

朽葉色から感じる情景や気持ち

風に舞う落ち葉、土の中へ潜る虫。
朽葉色は「終わり」と「静けさ」を象徴しつつ、やがて新しい命を育む「土に還る色」でもあります。
少し寂しさを帯びながらも、安堵や休息を感じさせる色。
忙しさを一度手放して、自分をやさしく休ませる時期です。

この時期に気をつけたい心と体

  • 心の面
    日が短くなるにつれて、気分も沈みやすくなる頃。孤独感や疲労感を強く感じたら、無理をせず休むサインだと受け止めましょう。
  • 体の面
    昼夜の寒暖差で風邪をひきやすく、呼吸器や喉の不調に注意。乾燥が進み、咳や肌荒れも出やすい季節。冷えも徐々に深まるので、体を温める意識が必要です。

食べ物で整える

  • 里芋や長芋…胃腸を養い、体を温める
  • 栗や銀杏…気を補い、秋の疲れを癒す
  • 大根やれんこん…喉や肺を潤す

煮物や汁物にして、消化の良い温かい料理で整えるのがおすすめです。

季節のハーブとアロマの提案

  • ハーブ
    • マシュマロウ:乾いた喉や粘膜を潤す
    • カモミール:気持ちをやわらげ、眠りを助ける
    • エキナセア:免疫力をサポート
  • アロマ
    • ティートリー:空気を清浄にし、風邪予防に
    • シダーウッド:気持ちを落ち着け、安心感をもたらす
    • ベルガモット:憂鬱な気分を和らげる

🍂 まとめ

「蟄虫坏戸」は、虫たちが静かに眠りにつく頃。
自然が休むように、人の心と体も「休むこと」を大切にする時期です。
朽葉色が象徴するように、派手さのない落ち着きや穏やかさに身を委ね、体を温める食事や、やさしいハーブや香りを味方にして、季節の移ろいを受け入れてみてください。


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