🍃心の空間にも「節(ふし)」を
🍃Herbcrafter’s Tarotと日本茶のある中庸な暮らし
忙しい日々のなか、つい感情に引っ張られすぎたり、頭の中がいっぱいになったりしてしまうこと、ありませんか?
そんなときこそ、自然のリズムに戻る時間が必要です。
今回は、茶道にも多く使われる「竹」の道具や、日本茶をいただくという静かな習慣から、《Herbcrafter’s Tarot》の「Temperance(節制)×CAMELLIA(カメリア)」のカードが伝えてくれる“中庸”=心のバランスを、日常の中で取り戻すヒントをご紹介します。
🍵竹の茶道具が語るスピリチュアルな意味
茶道では、さまざまな道具に竹が使われます。
たとえば:
- 茶杓(ちゃしゃく):抹茶をすくう小さな匙。丁寧な所作を生む道具。
- 柄杓(ひしゃく):湯をすくうための長い竹の道具。水と火をつなぐ“中庸の使い”のような存在。
- 蓋置(ふたおき):柄杓の蓋を支える小さな竹。節を切り出したその姿は、人生の“間”を象徴しています。
- 竹の花入れ:飾られる花よりも控えめに、それでいて空間全体を静かに整える存在。
これらの竹の道具たちは、ただの実用品ではありません。
それぞれが、「静けさの中にある強さ」「自然体の美しさ」「今ここに意識を向ける儀式」を教えてくれます。
🍃Herbcrafter’s Tarotの「節制 × カメリア」が教えてくれること
《Temperance(節制)×CAMELLIA(カメリア)》のカードには、青い花模様の急須と、チャートリューズ色(※)のお茶が入った三つの湯呑、竹のトレイの上にカメリアの枝が添えられた静かな情景が描かれています。
このカードはこう語りかけてきます。
「今ここに意識を向けなさい。
すでにあなたの手の中にある“日常の魔法”に気づきなさい。」
カメリア(茶の木)は、抗酸化作用で心身を整える植物。
そして、竹のトレイは“場を整える器”。
茶道の所作とまったく同じく、「心を真ん中に戻すための静かな儀式」がそこに描かれているのです。
※チャートリューズ色
湯呑に広がるのは、まるで春の若苗のような明るい黄緑色──
「チャートリューズ」と呼ばれるこの色は、再生と目覚めの象徴でもあります。
日本の伝統色でいえば「若苗色」に近く、新しい調和への第一歩をそっと導いてくれるような光を感じさせてくれます。
🌿自宅でできる「心を整える空間づくり」
忙しいママや繊細な感性をもつ方にこそ、日常の中に小さな“竹の茶室”のような空間を持つことをおすすめします。
🧘♀️たとえばこんな方法:
- お気に入りの日本茶(煎茶やほうじ茶)を、静かな時間に一杯だけゆっくり淹れる。
- 小さな竹のトレイや花器に、季節の草花を一輪飾る。
- カップや茶器を一定の順番で並べて使うという“自分だけの所作”を決める。
- テーブルの上を整え、「ここでは考えない」「ただお茶を味わう」という空間にする。
そうすることで、忙しさや感情の揺れから少し離れる“間(ま)”が生まれ、心がゆっくりと中心に戻ってきます。
🍵日本茶を飲むという習慣が育む「中庸(ちゅうよう)」
お茶を一杯、静かに味わう時間は、
「自分を無理に変えなくていい」
「今あるものを、今あるまま受けとめる」
という中庸のあり方を育ててくれます。
- たくさん頑張るのではなく、ちょうどよく。
- 何かを判断する前に、一呼吸置く。
- 他人と比べるのではなく、自分のリズムに戻る。
そんな心の姿勢は、竹のようにしなやかで、強いのです。
✨おわりに──日常のなかの儀式が、あなたを整える
難しいことをしなくてもいいのです。
たった一杯のお茶を、丁寧に淹れて、静かに飲む。
その一連の行為が、あなたの心を整えるための「小さな儀式」になります。
ママのための癒しのタロット時間|ハーブとアロマで心を整えるセルフケア講座をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。