タロットに描かれた「器」という象徴
Herbcrafter’s Tarotに描かれているのは、ハーブ以外にも色々なものが描かれています。
今回は、「器」に焦点を当ててみたいと思います。
ガラスのボウル、ティーカップ、瓶、浴槽…。
これらの「器」はただの小道具ではなく、心のあり方を映す象徴です。
器は「何を受けとめるか」「どれだけのものを抱えられるか」を示しています。
満たすこともできるし、空にして新しいものを迎えることもできる。
器の大きさや形は、そのまま自分の心の余白を表しているのです。
「器が大きい」という言葉の本当の意味
日常会話で「器が大きい」と言うと、どこか男性的でリーダー的なイメージが強いかもしれません。
でも本質は、性別に関わらず 「小さなことにこだわらず、余白を持って他者を受けとめられる」 ということ。
器が大きければ、人の失敗や弱さをも包み込める。
逆に器が小さいと、すぐにあふれてしまい、他者の一言や態度にも揺さぶられやすくなります。
子どもに安心を与える「大きな器」
親が大きな器を持っていると、子どもは安心できます。
- 失敗しても責められずに受けとめてもらえる
- 友達と比べられずに「あなたのままでいい」と思える
- 怒りや不安をぶつけても、親の器の中で安全に受けとめてもらえる
この安心感があるからこそ、子どもは挑戦できるし、自分のペースで世界に関わる力を育てられます。
内観ワーク:あなたの器を見つめる
タロットに描かれた器を眺めながら、こんな問いを自分に投げかけてみてください。
- 今の私の器はどんな形をしている?
- その器に、子どもの弱さや失敗を入れる余裕はある?
- その器をもっと大きくするために、私にできることは?
器を大きくするとは、自分をすり減らすことではなく、余白を持って心を整えることです。
日々の暮らしの中で、自分を癒し満たす小さな時間を持つことが、そのまま子どもに安心を渡す「器」を育てていきます。
まとめ
タロットに描かれた器は、私たちの心を映し出す鏡です。
大きな器を持つことは、特別な人だけの資質ではなく、誰もが少しずつ育てていけるもの。
そして、その器が大きければ大きいほど、子どもは安心して自分らしく育っていきます。
次にカードを引いたとき、器に目を留めてみてください。
その形や大きさは、あなた自身の心の余白を映しているかもしれません。
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