【二十四節気】立冬とは 2025年11月7日〜11月21日
立冬は、二十四節気の第19番目。
「冬が立つ」と書くように、季節がいよいよ冬へと移り変わる節目です。
太陽の光がいっそう低くなり、朝晩の冷え込みが増して、北風に冬の気配が混じり始めます。
昔の人はこのころを「冬支度の始まり」とし、食べ物の保存や衣替え、住まいの風よけなどを整えていました。
自然のリズムに合わせて暮らす知恵が、今も受け継がれています。
季節に重なる伝統色「白鼠(しろねず)」
立冬に重ねたいのは、白鼠(しろねず)。
白にほんの少し灰色を混ぜた、柔らかで繊細な色。
冷たい空気の中にまだ秋の余韻を感じさせる、冬の入り口の色です。
白鼠は、静けさ・清らかさ・余白の美を象徴します。
この色を見ると、心がすっと鎮まり、新しい季節に向かって“整う”感覚が芽生えます。
白鼠に映る情景
朝の窓を開けると、冷たい空気が頬をかすめる。
空は淡いグレーに染まり、地面には落ち葉が残っている。
白鼠の世界は、派手さはないけれど、その中に“静かな命の力”を感じさせます。
冬は、すべてが止まるようでいて、実は「再生のための準備期間」。
木々も動物も、見えないところで次の春へと備えています。
立冬に伴う七十二候
立冬(りっとう)にともなう七十二候は、冬のはじまりを告げる3つの節目です。
自然が少しずつ「静の季節」へと移っていく様子が、とても繊細に描かれています。
初候:山茶始開(つばきはじめてひらく)
(11月7日〜11月11日ごろ)
山茶花(さざんか)が咲き始めるころ。
冷たい風の中で静かに花を開く姿は、冬の訪れを柔らかく知らせてくれます。
※“山茶”はツバキ科の花のことで、古くは「山茶花(さんさか)」とも書かれました。
次候:地始凍(ちはじめてこおる)
(11月12日〜11月16日ごろ)
朝晩の冷え込みが増し、地面が凍りはじめるころ。
霜柱が立ち、冬の足音がはっきりと聞こえてくる時期です。
空気は澄み渡り、夜空の星がいっそう冴えて見えます。
末候:金盞香(きんせんかさく)
(11月17日〜11月21日ごろ)
金盞花(きんせんか)とは、水仙(すいせん)の別名。
冷たい空気の中で、清らかに香る水仙の花。
寒さの中にも“凛とした美しさ”が立ちあがる季節です。
立冬に気をつけたい心と体
冷えと乾燥が本格的に始まるこの季節。
体の“陽気”が内にこもり、気分が沈みがちになります。
体のケア
- 首・手首・足首を温め、冷えを防ぐ
- 温かい汁物を増やす(根菜、しょうが、ねぎなど)
- 乾燥対策に加湿器と白湯を活用
心のケア
- 「できない自分」を責めず、“ゆるめる”日を作る
- 家に帰ったら、香りと灯りで心を切り替える
- 冬の夜は、静けさを“味わう”時間に
季節のハーブとアロマ
ハーブ
- エルダーフラワー:風邪予防に。温かいお茶で発汗を促す。
- ジンジャー:血行を良くして、体を芯から温める。
- リンデン:緊張を解き、深いリラックスをもたらす。
アロマ
- フランキンセンス:心を静め、深い呼吸を促す。
- オレンジスイート:気持ちを明るくし、温かさを感じさせる。
- シダーウッド:落ち着きを与え、寒さの中での安定感をサポート。
🍂 ママへのセルフケアのヒント
日が短くなると、なんとなく気持ちが沈みやすくなります。
そんなときは、家の中に“光”を増やしましょう。
キャンドルを灯す、暖色のライトをつける、好きな香りを焚く――それだけで、心がじんわり温まります。
忙しい毎日だからこそ、“何もしない時間”があなたを整えてくれます。
まとめ
立冬は、冬のはじまりを告げる静かな節目。
白鼠のような淡い光の中に、新しい季節への準備を感じながら、心と体をあたためていきましょう。
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