二十四節気と七十二候

【七十二候】鴻雁来(こうがんきたる)と焦香(こがれこう)の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【七十二候】鴻雁来 : 2025年10月8日〜10月12日

二十四節気【寒露】の初候、鴻雁来(こうがんきたる)は、北の空から雁(かり)などの冬鳥が日本へ渡ってくるころ。
「鴻雁(こうがん)」とは大きな雁のことで、古くから人々はこの鳥の姿を、秋の終わりと冬のはじまりをつなぐ季節の目印としていました。

雁の列が空を渡る光景は、自然のリズムの正確さを感じさせるもの。
人もまた、日々の暮らしの中で少しずつ「次の季節」に心を整えていくときです。

季節に重なる伝統色「焦香(こがれこう)」 ― 羽根と大地を結ぶ色

焦香は、茶と灰が溶け合うような羽根のようにやわらかな色。
どこか懐かしく、穏やかな温もりを感じさせます。

秋の夕暮れ、光を受けた雁の群れが遠くへ飛び立つ――
その瞬間の空と大地のあいだに漂うような色。
見ているだけで、心が静かに落ち着いていきます。

季節と体の調和

この時期は、乾いた風が吹き始め、「肺」と「喉」に負担がかかるころ。
一日の寒暖差が大きく、自律神経も乱れやすいタイミングです。

体を守るために意識したいこと:

  • ・冷たい飲み物を控え、常温または温かい飲み物を選ぶ
  • ・湯気のある食事で、粘膜を乾燥から守る
  • ・夜は軽く首や肩を温めて休む

おすすめの食材

  • ナシ・大根・レンコン:肺を潤して咳を防ぐ
  • 銀杏・白ごま:乾燥による肌荒れを和らげる
  • さつまいも・かぼちゃ:体を温め、気を養う

🌿 季節のハーブとアロマの提案

ハーブ

  • マシュマロウ:喉の粘膜を保護し、乾燥を防ぐ。ティーにして優しい口当たりを。
  • タイム:抗菌・抗ウイルス作用があり、風邪の季節に。スープにもおすすめ。
  • エキナセア:免疫を整え、季節の変わり目の不調を予防。

アロマ

  • フランキンセンス:深い呼吸を促し、心のざわめきを落ち着かせる。
  • ベンゾイン(安息香):甘く温かい香りで孤独感を和らげる。
  • ティートリー:空気を清浄に保ち、感染予防に。

夜の静かな時間に、ティートリーを1滴垂らしたお湯の蒸気を吸いながら、
フランキンセンスの香りを部屋に漂わせると、呼吸と心が自然に整っていきます。

🍂 ママへのセルフケアのヒント

子どもが寝静まったあと、家の中に残る静けさが少し寂しく感じられる夜。
そんな時は、温かいハーブティーを両手で包んで、今日いちにち頑張った自分に「ありがとう」と言葉をかけてあげてください。

焦香のような深みのある秋は、頑張りすぎず“立ち止まる勇気”を教えてくれる季節。
息を整え、灯りを落とし、静かに過ごす時間が、心をふたたび温めてくれます。

🕊 まとめ

鴻雁来は、季節が静かに冬へと向かい始める合図。
焦香のように深く穏やかなトーンをまとう秋の空気の中で、自分のリズムを取り戻していきましょう。


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