桃の木と湖が教えてくれた、感性で受け取るタロットワーク
子どもにそっけなかったあの頃の自分に
過去に後悔していることって、きっと誰にでもあると思います。
特に子育て中は、心に余裕がなくて、思ってもいない冷たい言葉を子どもに言ってしまったり、そっけない態度を取ってしまったこと、ありませんか?
私にもあります。
何度か「ごめんね」と子どもに謝ったこともありました。
「覚えてないよ」と笑ってくれたこともあったけど、私はずっと、ふがいない母の記憶に自分で苦しくなっていたのかもしれません。
タロットカード《Nine of Water × PEACH》が語る癒し
このカードは、「感情の充足」「魂の喜び」「人生の豊かさ」を意味します。
正位置なら、
「心が満たされる」「過去が癒える」「今この瞬間を味わう」
といった喜びや祝福のエネルギー。
逆位置になると、
「満たされているはずなのに、どこか寂しい」
「過去の後悔が癒されきっていない」
「自分を喜ばせることを後回しにしている」
そんな心の状態を映し出します。
カードの世界に入り込んでみた──私の感性内観ワーク
カードの中の桃の木は、川(または湖)のほとりに枝を広げ、春のやわらかな陽射しを浴びています。
桃の花を浮かべたエリクサーの水、バスローブが枝にかかっている風景。
私は、静かにこの風景の中へ入り込んでいきました。
桃の花の向こうの湖
目の前に広がる穏やかな湖。
私はその岸辺に立ち、ただ見つめていました。
そこに入るのが少し怖かったのです。
「穏やかな心は、豊かな実りを生む」
そよ風が吹き、桃の木の下の草がサラサラと鳴ります。
鳥がさえずり、私にささやいてきました。
「湖に入ってごらん。きっと心が洗われるよ。」
4. 桃の花の香りが伝えてくれたこと
ふわりと香った桃の花の匂い。
その瞬間、こんな言葉が心に届きました。
「もう、後悔はしなくていいよ。」
エリクサーの水にそっと手を入れると、冷たくて澄んでいて、心の奥がスーッと静まりました。
やがて、やわらかなピンクの光が現れ、「ごめんね。ごめんね……」とつぶやく私をふんわりと包み込んでくれました。
その色は、私の古い傷を抱きしめるように、何度も何度も、やさしく寄り添ってくれたのです。
バスローブの意味──新しい自分をまとう準備
カードの中で桃の枝にかけられていたバスローブは、「浄化されたあとにまとう、新しい自分の象徴」だと感じました。
私は今、自分の過去を許し、涙を流し、湖に入る準備ができた。
そのあとには、もう一度、自分を包む優しさが待っている──
そんな安心感がありました。
正位置の意味と今の私
私がこのカードを引いたとき、カードは正位置でした。
過去に謝ったこと、悔いたこと、それをもう一度思い出すことで、
私の心はようやく「許す」準備ができていたのかもしれません。
カードは、「その涙は、喜びへの入り口だよ」と教えてくれていたのだと思います。
逆位置だったなら──こんな問いかけを
もしこのカードが逆位置で出ていたら、私はこう自分に問いかけていたと思います。
- まだ、自分の喜びを後回しにしていない?
- 「ごめんね」よりも、「ありがとう」を増やせるように生きてる?
- 今の私の感情は、ちゃんと満たされてる?
このカードは、喜びや豊かさを味わう感性が鈍っているとき、「もっと感じてごらん」と優しく教えてくれるのです。
🌿感性を磨くタロット講座、始まります
カードの意味を覚えるのではなく、こんなふうに、カードの世界に「入って感じる」ことで、あなたの心に寄り添い、癒していく──
それが私のタロット講座のスタイルです。
桃のようにやわらかであたたかな時間を、あなたにも味わってもらえたら嬉しいです。
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