一年でいちばん寒さが深まる頃、大寒(だいかん)。
空気は張りつめ、音さえ吸い込まれるような静けさが広がります。
けれどこの季節は、ただ「寒い」だけではありません。
表に見える動きが止まるぶん、内側では命がしっかりと蓄えられている時間です。
そんな大寒に寄り添う色が、深緑(しんりょく)。
冬枯れの景色の中で、変わらず葉を保つ常緑樹の色です。
【二十四節気】大寒とは? 1月21日~2月3日頃
【二十四節気】の最後を締めくくるのが大寒(だいかん)。
小寒(しょうかん)から続く寒さが極まり、「これ以上は寒くならない」という地点でもあります。
自然界は最小限のエネルギーで静かに過ごし、人の体や心もまた、外に向かう力より内側を整えることを求められます。
頑張り続けるよりも、立ち止まり、深呼吸をすることが自然な季節です。
七十二候で見る、大寒のうつろい
大寒は、三つの七十二候に分かれています。
同じ寒さの中でも、少しずつ春への準備が進んでいます。
初候|款冬華(ふきのはな さく)
雪の下で、ふきのとうが芽を出し始める頃。
まだ地上は凍っていても、土の中では最初の春が動き出しています。
目に見えない変化ほど、大切なものはありません。
次候|水沢腹堅(さわみず こおりつめる)
沢の水まで凍りつく、厳しい寒さのピーク。
動かないことが、命を守る最善の選択になる時期です。
「止まること」は、後退ではありません。
整えるための静止です。
末候|鶏始乳(にわとり はじめて とやにつく)
鶏が卵を産み始める頃。
寒さの底を越え、命が次の循環へと向かう兆しが現れます。
静けさの中で、確実に春は準備されています。
大寒と「深緑」という色
深緑は、
・耐える
・蓄える
・変わらずそこに在る
という性質をもつ色です。
華やかさはありませんが、環境がどんなに厳しくても、自分を失わない強さがあります。
この季節に深緑を選ぶことは、
「今は無理に動かなくていい」
「私は、ゆるりとした生活リズムで過ごせればいい」
と、自分に伝えることでもあります。
大寒の過ごし方に、深緑を
- 深緑の服や小物をひとつ取り入れる
- 常緑の植物を部屋に置く
- ノートや手帳に深緑のペンを使う
それだけで、心が少し落ち着き、呼吸が深くなります。
大寒は、次の芽吹きのための静かな準備期間。
深緑は、その時間を安心して過ごすための色です。
春は、急がなくても必ずやってきます。
今はただ、静かに、深く、自分を養う季節を味わいましょう。
森と心を結ぶタロット時間 | ハーブと香りで読み解く心のタロット講座 ~癒しから仕事へ~をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

