【二十四節気】小寒とは 2026年1月5日~1月19日
1月5日頃から始まる、【二十四節気】の 小寒(しょうかん)。
文字通り「寒さが少しずつ厳しくなり始める頃」を表します。
「小」とはいえ、体も心も、確実に冬の深まりを感じ始める時期。
外に向かう力は弱まり、内側を整えることが、自然と求められる季節です。
小寒は「耐える」より「整える」節気
大寒ほどの厳しさはないけれど、もう戻れない冷えの入口。
小寒は、
- 無理に動かない
- 余分なものを増やさない
- 姿勢を正し、呼吸を整える
そんな準備と調律の節気です。
頑張る季節でも、休む季節でもない。
「これからを迎えるために、輪郭を整える」時間。
季節に重なる色「青白磁(せいはくじ)」
小寒に重なる色は、青白磁(せいはくじ)。
青白磁(せいはくじ)は、もともと磁器(器)の名前から生まれた言葉です。
白磁の中でも、ほんのり青みを帯びた、透明感のある白い磁器を「青白磁」と呼びました。
その器に見られる色合いが、やがて色の名前として使われるようになり、現在では「青白磁色」として知られています。
真っ白ではなく、冷たさを含んだ淡い青みが、静かに沈んでいるような色です。
青白磁が持つのは、
- 冷たさ
- 清らかさ
- 余白
そして同時に、割れにくさ・強さ・安定感。
それは、寒さにさらされながらも、崩れない器のような佇まいです。
青白磁が教えてくれる、小寒の過ごし方
この色が伝えてくれるのは、「何かを足す」ことではありません。
- 余分な刺激を減らす
- 情報を詰め込みすぎない
- 自分の感覚を濁らせない
青白磁は、澄んだ状態を保つことで、冷えにも揺らがない
そんな姿勢を教えてくれます。
七十二候から受け取ったものを、ここで整える
冬至からの七十二候は、
- 乃東生
見えないところで、命が生まれ - 麋角解
役目を終えたものを手放し - 雪下出麦
雪の下で、静かに伸びていく
という流れでした。
小寒は、そのすべてを受け取ったあとに訪れる節気。
芽はもうある。
だから次は、その芽を折らないための姿勢を整える。
それが、小寒の役割です。
この季節、心に起きやすい感覚
小寒の頃は、何かを変えようとするより、今の状態を崩さずに過ごすほうが楽に感じます。
気持ちも暮らしも、大きく動かさずにいられることが、ちょうどよく感じられる時期です。
小寒に対応する七十二候
小寒は、七十二候では次の三つの候に分かれます。
いずれも、寒さの中で水・植物・生き物が静かに動き続けていることを伝える候です。
初候|芹乃栄(せりすなわちさかう)
冷たい水辺で、芹が青々と育つ頃。
冬の野菜の中でも、芹は寒さを避けるのではなく、寒さの中でこそ伸びる植物です。
外の世界は冷え込んでいても、足元では、命が確かに栄えている。
芹乃栄は、「今は止まっているように見えても、必要なものは育っている」
そんな小寒の始まりを告げる候です。
次候|水泉動(しみずあたたかをふくむ)
凍った地面の下で、泉の水が動き始める頃。
表面は冷たく、固く見えても、地中の水は止まってはいません。
静かに、次の季節へ向かって流れを取り戻していきます。
水泉動は、目に見えないところで起きている変化に気づかせてくれる候。
小寒が「澄ませる節気」であることを、この候ははっきりと示しています。
末候|雉始雊(きじはじめてなく)
雉が、求愛のために鳴き始める頃。
寒さの中で、生き物たちはただ耐えているだけではありません。
次の命の循環に向けて、すでに小さな準備を始めています。
雉始雊は、静かな冬の中に潜むわずかな兆しを伝える候。
小寒の終わりに、春へつながる気配を、そっと残していきます。
小寒という節気の中で
- 芹が栄え
- 水が動き
- 雉が鳴き始める
どれも、派手な変化ではありません。
けれど、止まってはいない。
小寒は、「動かないこと」を選ぶ季節ではなく、動きを外に出さない季節。
青白磁のように、静かで、澄んでいて、割れにくい時間が流れています。
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