【七十二候】雪下出麦とは 2025年12月31日~2026年1月4日
冬至の七十二候、末候。
それが 雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる) です。
雪の下で、麦が芽を伸ばしている頃。
外から見れば、世界はまだ冬のまま。
白く覆われ、静まり返り、何ひとつ動いていないように見えます。
けれど、七十二候は教えてくれます。
見えないところで、命はすでに伸びている と。
雪の下で「耐えながら伸びる」ということ
雪下出麦が表しているのは、勢いよく伸びる成長ではありません。
- 凍らないように
- 折れないように
- 外に出すぎないように
寒さの中で、耐えながら、静かに伸びていく命。
それは、努力や根性とは少し違うものです。
「今はまだ表に出なくていい」
「でも、止まってはいない」
そんな、自然の賢さがこの候には込められています。
季節に重なる伝統色「若苗色(わかなえいろ)」
雪下出麦に重なる色は、若苗色(わかなえいろ)。
萌黄より少し深く、けれどまだ淡い、やわらかな緑。
若苗色は、芽が“生まれた”色ではなく、芽が「伸び始めた」色です。
- まだ弱い
- まだ細い
- でも、確実に前へ向かっている
雪の冷たさを知ったまま、その下で伸びる麦の色。
若苗色は、派手な希望ではなく、信頼できる希望を象徴しています。
冬至三候の流れの中で
冬至の七十二候は、こんな物語を描いてきました。
- 乃東生
地中で、命が生まれる - 麋角解
役目を終えたものを、手放す - 雪下出麦
雪の下で、静かに伸びていく
雪下出麦は、そのすべてを受け取った先にある候。
始まりがあり、整理があり、そして、成長が始まる。
ただしそれは、誰かに見せるための成長ではありません。
自分の内側で、確かに進んでいる成長です。
この季節、心に起きやすいこと
雪下出麦の頃、こんな感覚を持つ人もいるかもしれません。
- まだ自信はないけれど、前より少し違う
- 大きな変化はないけれど、戻ってはいない
- 焦らなくていい気がしてきた
それは、とても自然なこと。
雪の下の麦も、「早く春になってほしい」とは思っていません。
ただ、今できる分だけ、静かに伸びているだけなのです。
雪下出麦の季節に寄り添うハーブティーブレンドとアロマブレンド
雪下出麦は、雪の下で麦が伸びている頃。
外からは見えなくても、内側では、確かに動きが続いています。
この時期のケアは、無理に温めすぎず、無理に動かしすぎず、「冷えに負けない巡り」を支えることが大切です。
ハーブティーブレンド
「若苗色の巡りを育てるティー」
ブレンド内容(比率の目安)
- オートストロー …… 2
- ネトル …… 1
- ローズヒップ …… 1
このブレンドの特徴
- オートストロー
→ 神経と体力をやさしく養う - ネトル
→ 血と栄養を巡らせ、成長を支える - ローズヒップ
→ 冬の消耗を補い、細胞を元気にする
これは「元気を出すお茶」ではありません。
雪の下で伸びる麦のように、静かに、でも確実に内側の力を底上げするお茶です。
飲むタイミング
- 朝〜午前中
- 何かを始める前
- 体が冷えていると感じるとき
※ 胃腸が弱い方は、薄めに。
アロマブレンド
「雪の下で伸びる香り」
ブレンド内容(ディフューザー用)
- フランキンセンス …… 2滴
- ローズマリー(シネオール) …… 1滴
- スイートオレンジ …… 1滴
香りのテーマ
- 折れない芯
- 静かな前進
- 冷えの中の意志
フランキンセンスは、深く呼吸を通し、流れを保つ香り。
ローズマリーは、停滞を防ぎ、「今ここ」に意識を戻してくれます。
オレンジは、若苗色のような小さな陽の力を添える役。
👉 香りは軽めに。
冬の朝の空気に溶けるくらいが理想です。
こんな使い方がおすすめ
- 朝、身支度を整える前
- 手帳や予定を立てるとき
- 「少しずつでいい」と思い出したいとき
この季節の香りとお茶は、背中を押すものではなく、倒れないように支える存在です。
雪下出麦の養生の本質
雪下出麦は、結果を求める季節ではありません。
けれど、確実に「前へ進んでいる」季節です。
- 焦らない
- 比べない
- 止まらない
若苗色のように、柔らかく、しなやかに。
この季節のケアが、春の伸び方を決めていきます。
どうか、その歩みを急かさず、雪の下の麦のように、静かに信じてあげてください。
春は、もう少し先で、ちゃんと待っています。
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