歴と自然

【七十二候】鱖魚群(さけのうおむらがる)と錆浅葱(さびあさぎ)の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【七十二候】鱖魚群とは 2025年12月17日~21日

【二十四節気】大雪の末候、【七十二候】鱖魚群(さけのうおむらがる)

冷たい川の中で、鮭が群れをなして川を遡り始める頃です。

氷の気配が残る水の中。
決して暖かくはない、むしろ厳しい環境の中で、鮭は確かな意志をもって流れに逆らい、進んでいきます。

この候が伝えてくれるのは、「整ってから動く」のではなく、「静けさの底で、すでに動きは始まっている」という自然の真実です。

季節に重なる伝統色「錆浅葱(さびあさぎ)」

鱖魚群の色としてふさわしいのは、錆浅葱(さびあさぎ)

浅葱色の青緑に、ほんの少し灰色や鈍さを含んだ色で、澄みきった春の水とは違い、冬の川の深さと冷たさを感じさせます。

錆浅葱には、こんな性質があります。

  • 冷たさの中にある透明感
  • 動きがあるのに、騒がしくない
  • 目立たず、しかし確実に流れている
  • 命の意志を内に秘めた色

それはまさに、氷の下を流れる川の色。
そして、鮭が身を置く水の色です。

鱖魚群が教えてくれる、心の変化

これまでの七十二候を振り返ると、

  • 閉塞成冬:外界が閉じ、空が静まる
  • 熊蟄穴:大地にこもり、深く休む
  • 鱖魚群:水の中で、命が動き始める

という流れが見えてきます。

これは自然の変化であると同時に、私たちの心の動きにも重なります。

ずっと立ち止まっているように感じていた日々の中で、実は、内側では
「そろそろ進もうかな」
「このままでは終わらせたくない」
そんな小さな気配が生まれていませんか。

鱖魚群は、大きな決断や派手な行動を求める季節ではありません。

ただ、「動きたい」という感覚を、否定しなくていい季節なのです。

錆浅葱の季節に寄り添う過ごし方

1. 水を意識する

白湯や温かいお茶を、ゆっくり飲む。
流れる感覚を体に思い出させることで、心も少しずつ巡り始めます。

2. 小さな「動き」を許す

完璧でなくていい。
途中で止まってもいい。
ほんの一歩、気になる方向へ体を向けるだけで十分です。

3. 焦らず、比べず

鮭は、速さを競って川を遡るわけではありません。
それぞれのリズムで、それぞれの場所を目指しています。

おわりに

錆浅葱は、春の色ではありません。
けれど、確かに 春へとつながる色 です。

鱖魚群の頃、季節はまだ冷たく、景色も静かなまま。
それでも、水の中では命が動いている。

もし今、
「まだ準備ができていない気がする」
「動くには早い気がする」
そう感じていたとしても――

それでも大丈夫。
あなたの内側では、すでに何かが、静かに流れ始めています。

どうか、その小さな動きをやさしく見守ってあげてください。


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