― やさしく学ぶ、タロットの小さな歴史 ―
タロットを学びはじめると、
「このカードたちは、いつ、どんなふうに生まれたんだろう?」
そんな疑問がふっと出てきますよね。
今日は、むずかしい専門書はいったん脇に置いて、タロットがどんな旅をして“今の姿”になったのかを、初心者さんにもわかりやすくお話ししますね。
肩の力を抜いて、ハーブティーでも飲みながら読んでください。
1. はじまりは「占い道具」じゃなかった
いちばん最初のタロットは――
なんと、“ゲーム用のカード”でした。
時代は14〜15世紀のイタリア。
今でいうトランプの仲間として、貴族たちが遊ぶために作られたんです。
たとえば、金箔がきらめくヴィスコンティ=スフォルツァ版。
もはや美術品レベルで、「え、これでゲームしてたの?」と驚くほど。
当時の“切り札(トランプでいう強いカード)”が、のちの“大アルカナ”になっていきます。
2. 占いとして使われ始めたのは、ずっと後の時代
タロット=占い、と私たちは思いがちですが…
これが本格的に占術として使われたのは 18世紀のフランス。
占い師『エッティラ』が、初めてタロットに意味を与え、占いの体系を作り上げました。
この頃からタロットは、“カードの絵柄に込められた象徴を読み解くツール”としての顔を持つようになります。
ロマンあふれる「古代エジプト起源説」も、この時期に誕生したんですよ。
(※今では物語として楽しむものになっています。)
3. 現代のタロットの原型は、1909年に誕生
今日、世界中で最も使われているタロットの元になったのがライダー・ウェイト版(RWS版)。
魔術結社“黄金の夜明け団”にいたウェイト博士の構築をもとに、パメラ・コールマン・スミスが絵を描きました。
そしてここで革命が起きます。
小アルカナに「物語の絵」がついた
これにより、初心者でも直感的に読めるようになりました。
タロットが“心理的な気づきの道具”へシフトしていったのも、この時代からです
4. 20世紀以降、タロットは“アート”と“心の地図”へ
現代のタロットは、本当に自由です。
- ハーブ
- 動物
- 和の象徴
- 星や神話
- 日常の風景
- 中医学
- エネルギーとチャクラ
…など、テーマは無限。
わたしが使っている 《Herbcrafter’s Tarot》 も、この“アート × 心理 × 自然”の流れの中で生まれたデッキです。
絵を読む、象徴を感じる、自然と心がつながる——
そんな新しいタロットの世界が、ここで一気に花開いたんですね。
🌿タロットの歴史を一言でまとめると…
「ゲーム → 占術 → アート&心理ツール」へ。
長い旅をして、タロットは“心と対話する道具”として育ってきました。
「象徴を読み、自分と向き合うタロット」
その土台は、この歴史の流れの中で生まれたものなんです。
おわりに
タロットの歴史を知ると、ただカードをめくるだけではなく、
「どうしてこの絵なのか?」
「なぜ私たちは心を動かされるのか?」
そんな背景がじんわり見えてきます。
この小さな歴史の旅が、あなたにとってタロットへの新しい入り口になりますように。
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