森を歩くと、静かに呼吸するように立つ木々に出会います。
その姿を見ていると、どんな嵐のあとでも立ち続ける強さと、根を地中に伸ばして支えるしなやかさに、いつも心が落ち着きます。
🌳 樹木の象徴 ― 「守る・センタリング・強さ」
樹木は、古くから「命の柱」「大地と天をつなぐ存在」とされてきました。
根は無意識、幹は自分軸、枝葉は意識や行動を象徴します。
つまり、木とは「自分という存在そのもの」を映す鏡。
日々を生きる中で、他人の言葉や環境に揺さぶられることもありますが、樹木は決して焦りません。
季節の流れに身を委ねながら、ただ自分のリズムで育っていく。
その静かな強さこそが、樹木のエネルギーの本質です。
香りにもその象徴は宿ります。
樹木系の香りを嗅ぐと、心が自然と“真ん中”に戻るような感覚があります。
まるで深呼吸をするように、ゆっくりと整っていく。
それは木のもつ「センタリング」の力。
🪵 暮らしの中の木 ― 優しく守ってくれる存在
私の家では、衣装ケースやタンスにクスノキのブロックとレッドシダーの木片を入れています。
市販の防虫剤とは違って、木の香りがふわっと包んでくれる。
「守られている」という感覚が、ほんのり嬉しい。
KUSU HANDMADEのクスノキブロックは、ひとつひとつ職人の手で仕上げられた木のぬくもりが伝わってきます。
無印良品のレッドシダーは、ほんのり甘く落ち着いた香り。
どちらも、衣類だけでなく、心まで整えてくれるような存在です。
香りの中に漂う木の精霊のようなものが、
暮らしの空気をやわらかく浄化してくれる――
そんな気がして、衣替えのたびに木のブロックを手のひらでなでています。
🌲 「7.The Chariot × CEDAR」との響き合い
Herbcrafter’s Tarot の7.The Chariotに描かれるCEDAR(杉)は、まさに「守り」と「軸の強さ」を象徴する木。
戦車(The Chariot)は、前へ進む力を示すカードですが、その本質は“自分を保ちながら進む”こと。
杉のように、深く根を張ってこそ、枝を伸ばしていける。
それは暮らしの中で木の香りを取り入れることにも通じています。
香りに守られながら、心のブレを整え、やがてまた一歩を踏み出していく。
クスノキもレッドシダーも、どちらも「防ぐ」「守る」という象徴をもちながら、
その香りは攻めではなく包み込むやさしさを感じさせます。
それはまるで、《The Chariot × CEDAR》が教えてくれる“静かな強さ”のようです。
クスノキとレッドシダーの特徴
🌿 クスノキ(Camphor tree)
- 学名:Cinnamomum camphora
- 香り:スッと抜けるような清涼感。樟脳(しょうのう)の香りとして有名。
- 象徴的意味:
「守護」「再生」「清め」。
古くから“邪気を祓う木”とされ、神社の御神木にも多く使われます。
香りは頭をクリアにし、心を落ち着かせ、空間を浄化する作用があります。 - 特徴:
木そのものに強い防虫成分(カンファー)を含み、昔は衣類の虫よけとして樟脳が作られていました。
木片を削ると香りが蘇るのも魅力。
🌲 レッドシダー(Red Cedar)
- 学名:Juniperus virginiana(アメリカネズコ)
- 香り:ほんのり甘く、温かみのあるウッディな香り。
- 象徴的意味:
「浄化」「強さ」「保護」。
ネイティブアメリカンの間では、祈りや浄化の儀式に使われてきました。
精神的な守りを与え、自分の内側に静かな強さを育てる木です。 - 特徴:
防虫成分(セドロール)を含み、天然の防虫剤として人気。
クスノキよりも柔らかな香りで、安心感を与えます。
🌳 象徴としての2つの木
クスノキは「外からの邪気を祓う木」。
レッドシダーは「内なる平安を守る木」。
どちらも「守護」の象徴ですが、前者が外に向けた防御、後者が内に向けた安定をもたらす――そんな対のような存在です。
タロットの《The Chariot × CEDER》と合わせるなら、
「クスノキ=外敵から守る鎧」
「レッドシダー=心の中心を支える幹」
として、自分を守りながら前に進む戦車の象徴と重なります。
🍃 まとめ
木は、いつも変わらずそこに立ち、見えないところで私たちを支えています。
その姿と香りが思い出させてくれるのは、「急がなくていい」「自分のリズムで生きていい」というメッセージ。
衣類を守る木のブロックが、実は私たちの心をも守ってくれているのかもしれません。
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