植物と心をつなぐ内観の時間へようこそ
昼間はやることが多すぎて、心の声なんて聞こえてこない。
だけど夜、子どもが寝静まって、ようやく1人になったとき——
急に、不安が顔を出すことってありませんか?
「またひどいこと言ってしまった」
「ダメな母親だよな」
そんなふうに、静かな夜にだけ浮かび上がってくる気持ち。
その心の奥に、月明かりにそっと咲く白い花があるとしたら、
それはきっと、ダチュラなのかもしれません。
🧙♀️ 魔女が夜に飛ぶイメージの源——ダチュラという植物
ダチュラは、古くから魔女やシャーマンの薬草として伝えられてきた植物です。
その理由は、ダチュラが持つ鎮静・麻酔・幻覚作用にありました。
中世ヨーロッパでは、魔女が“空を飛ぶ軟膏”として、ダチュラやベラドンナを体に塗り、浮遊感や幻視を得ていたといわれます。
この体験が「魔女が夜にほうきに乗って空を飛ぶ」イメージのルーツとも。
不安や恐れから意識を解き放ち、異界へ旅立つ。
そんな、魂の旅を支える植物だったのです。
🌕 タロット18番「The Moon(月)」とダチュラ
タロットカードの18番「The Moon(月)」は、直感・幻想・潜在意識・夢・曖昧さ・揺らぎを象徴します。
このカードとダチュラは、どちらも夜の世界に咲くもの。
白く美しいけれど、近づきすぎると危うさもある。
それでも惹かれてしまうのは、そこに“本当の気持ち”が隠れていることを、私たちが知っているからなのかもしれません。
ダチュラは夜に咲き、朝にはしぼむ花
ダチュラは、夕方から夜にかけて咲き、朝には静かにしぼむ、神秘的な植物です。
- 月明かりの下でだけ開く白い花
- スズメガなど夜の生き物が訪れて、命をつなぐ
- 日中のまぶしい光では見えない、美しさをもっている
そんな姿は、私たちの心にも似ていませんか?
昼間は忙しくて気づけなかったけれど、
夜になってようやく見えてくる「本当の気持ち」がある。
それをダチュラは、そっと教えてくれているようです。
こんなとき、あなたの中でダチュラが咲いているかも
- 子どもとの関係にモヤモヤしている
- 本当は疲れているけど、我慢している
- 夢の中で不思議なメッセージを受け取った気がする
- 自分でも気づかない感情がある気がする
それは、心の奥で、小さな花が咲こうとしているサインです。
✨月の光でしか見えないもの
日本では、月といえば「かぐや姫」や「竹取物語」。
美しくて、どこか切なくて、そして神秘的。
昔は今のように明るくない夜。
月明かりはとてもありがたく、同時に不安をもたらすものでもありました。
心の奥にある感情も、月明かりのようにやわらかく照らしてあげることで、少しずつ、形が見えてくるのかもしれません。
今日のあなたに、ダチュラと月のカードからのメッセージ
明るいところでは見えなかったものが、夜に見えてくる
不安や揺らぎも、あなたの一部
だからこそ、そこに気づけたとき、心が整いはじめる
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