※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。
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体を冷やす?温める?精油の選び方、間違っていませんか?
🌿「呼吸器ケアにはユーカリ」が常識…だけど本当に合ってる?
秋冬の乾燥する季節になると、咳や鼻づまり、のどの不快感が増えてきますよね。
そんなとき、アロマの本やSNSでは「ユーカリがいいよ!」と紹介されているのをよく見かけます。
実際、ユーカリは抗菌・抗ウイルス・去痰作用にとても優れた精油。
だけど、ひとつ大切なことを見落としがちなんです。
🔸それは「今のあなたの体の状態に合っているかどうか」。
ユーカリの成分「1,8-シネオール」は冷やす性質がある
ユーカリ精油の主成分「1,8-シネオール」は、清涼感のある香りで呼吸をスッと楽にしてくれます。
でもこの成分、実はやや“冷性”の性質を持っています。
🌿1,8-シネオールの主な効能(作用)
1. 去痰作用(きょたん)
- 気道の粘液を薄くして排出を促す。
- 咳が絡む風邪や気管支炎、喘息などに効果的。
- 喉の奥や胸の重苦しさを軽減。
2. 抗炎症作用
- 呼吸器の炎症をやわらげる。
- 鼻粘膜や気道の腫れを抑える働きがあり、鼻づまりや咳の緩和に役立つ。
3. 抗菌・抗ウイルス作用
- 細菌・ウイルスの増殖を抑える効果があり、風邪やインフルエンザの予防にも活用。
- ディフューザーでの空間除菌・芳香浴にも適している。
4. 免疫調整作用
- 免疫系を活性化させる働きがあるとされており、体力低下時や風邪の初期に有効。
5. 鎮痛作用(軽度)
- 筋肉痛や頭痛、神経痛などにやさしく作用する。
- 血行を促進し、冷えやコリにも効果が期待できる。
6. 精神面への作用(メンタル)
- すっきりした香りが、集中力を高め、頭をクリアにする。
- 気分が沈みがちなときや、思考が混乱しているときに有効。
- 感情より理性を取り戻したいときにおすすめ。
含有量の多い精油
精油名 | 1,8-シネオール含有量 | 特徴 |
---|---|---|
ユーカリ・グロブルス | 約60~80% | 最も高濃度。スッキリ感が強く刺激的。 |
ローズマリー(ct.シネオール) | 約30~50% | 脳活性・集中力UP。記憶力サポートにも。 |
ラヴィンサラ | 約50~60% | 穏やかで、子どもにも使いやすい。 |
ニアウリ | 約45~65% | 肌にやさしく、風邪予防に人気。 |
注意点(使用時のポイント)
- 乳幼児や高齢者、喘息持ちの方には注意が必要。刺激が強すぎる場合があります。
- 妊娠中は使用を避けるか、専門家の指導を受けることが望ましい。
- 精油濃度が高いため、使用量はごく少量で十分。
1,8-シネオールの特徴と体温への影響
- ・冷却・清涼感のある芳香成分(メントールに近い性質)
- ・炎症や熱っぽさを抑えるのには非常に優れているが、「冷え性」「寒さが苦手」「陽虚タイプ」の方には、やや体を冷やす傾向がある
こんな方は要注意:
- ・手足が冷えやすい
- ・お風呂に入っても体が温まりにくい
- ・生理前に体が冷えてつらい
- ・冬になると風邪をひきやすい
こういった方にとって、ユーカリは一時的にスッキリしても、体の芯を冷やしてしまうリスクがあります。
じゃあ、どうする? 体を温めながら呼吸を楽にする精油は?
安心してください。
使い過ぎなければ問題ないですし、他の精油とブレンドする方法もあります。
それに、ユーカリ以外にも呼吸をサポートしつつ体を冷やしにくい精油はたくさんあります。
代わりにおすすめの成分と精油
成分名 | 冷やす? | 温める? | 呼吸器サポート | 精油例 |
---|---|---|---|---|
1,8-シネオール | やや冷やす | × | ◎ | ユーカリ、ローズマリーctシネオール |
α-ピネン | 冷やさない | △ | ○ | フランキンセンス、パイン、ジュニパー、サイプレス |
テルピネン-4-オール | 冷やさない | 中庸 | ○ | ティーツリー、マジョラム |
リモネン | やや温性 | ○ | △(抗ウイルス) | オレンジ、レモン |
ショウガール(ジンジャーの成分) | 温める | ◎ | △ | ジンジャー |
呼吸器ケア×温め のおすすめブレンド
🛁 足浴や温湿布に(冷えやすい人向け)
- ティーツリー 1滴
- フランキンセンス 1滴
- スイートオレンジ 1滴
(天然塩orキャリアオイルに混ぜて使用)
🌙 ディフューザーで夜の呼吸ケア
- サイプレス 2滴
- フランキンセンス 1滴
- マジョラム 1滴
→ 鼻が通りやすく、心も落ち着きやすくなります。
アロマは「知って選ぶ」ことで、もっと安心で効果的に
精油は自然の恵みだけど、性質を知って使うことで何倍も効果が高まります。
逆に、「流行ってるから」「何となくスッキリするから」とだけで使ってしまうと、体調を崩してしまうことも。
アロマは、自分を“知る”ためのやさしいツール。
今の自分の体と心に、ほんとうに合う香りを選んでいきましょう🌿
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