二十四節気と七十二候

【七十二候】雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)と芥子色(からしいろ)の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【七十二候】雷乃収声 2025.9.23~9.27

秋分を迎えると、昼と夜の長さがほぼ同じになり、ここから夜が少しずつ長くなっていきます。
秋分の初候にあたるのが雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)。
夏に鳴り響いていた雷も、この頃には声を収め、静かな秋の空気へと移り変わっていきます。

季節に重なる伝統色「芥子色(からしいろ)」

この候に重ねたい色は「芥子色(からしいろ)」。
少しくすんだ黄色で、実りの稲穂や秋草の穏やかな色合いを思わせます。
鮮やかな夏の色から落ち着いた秋の色へ――自然がゆるやかに変化していく姿を映し出すような色です。

芥子色から感じる情景や気持ち

雷が去り、稲穂が頭を垂れる田んぼを歩くと、芥子色の風景が広がります。
静かでありながらも、豊かさと安心感がそこにある。夏の高揚感から少し落ち着き、内側に目を向けたくなる時期。
心を穏やかにしながら、自分の内なる声を聞く準備が整っていく感覚をもたらしてくれる色です。

この時期に気をつけたい心と体

  • 心の面
    夏の開放感が終わり、少し寂しさや虚しさを感じやすい頃。孤独感や気分の落ち込みが出やすい時期でもあります。
  • 体の面
    昼夜の寒暖差で自律神経が乱れがち。風邪や喉の不調、冷えからくるだるさに注意が必要です。
    また、乾燥が始まり、咳や肌荒れも出やすいタイミング。

食べ物で整える

  • 梨や柿…喉の乾きを潤し、肺を助ける
  • さつまいも、里芋…胃腸を温めて気を補う
  • 豆類、きのこ…免疫力をサポート

体を冷やさないように、温かいスープや煮物でいただくのがおすすめです。

季節のハーブとアロマの提案

  • ハーブ
    • エルダーフラワー:風邪のひきはじめに。温かいティーで発汗を促す
    • カモミール:自律神経を整え、心をやわらげる
    • リンデン:緊張をほぐし、眠りを助ける
  • アロマ
    • ユーカリ:呼吸器を守り、空気をクリアに
    • フランキンセンス:深い呼吸を促し、心を静める
    • オレンジ:落ち込みを和らげ、明るさを取り戻す

🍂 まとめ

「雷乃収声」は、雷が収まり、静けさが戻る頃。
自然は夏の激しさを終えて、落ち着いた秋色に包まれます。
芥子色の風景が象徴するように、外の喧騒から一歩離れて、自分の内側に耳を傾ける季節。
旬の食材やハーブティー、香りを取り入れて、心身を静かに整えていきましょう。


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