神秘的な香りに従う
どこか懐かしい、ほっとする香りのマグワート(ヨモギ)。マグワートを詰めた枕で眠ると明晰夢を見ることができるのだとか。
直観力・洞察力をサポートしてくれるインディゴの布でマグワートの枕を作りましょう。青いリボンで結ばれた巻物も一緒に詰め込んで。
そばにはローズヒップの実、三日月のペンダントが寄り添います。コパールと蘇合香(そごうこう)の樹脂が散らばっています。
マグワートの香りに意識を向けましょう。神秘的な香りは、先入観や既成概念から心を解き放ち、潜在的な能力を呼び覚ましてくれるでしょう。
香りと向き合い深呼吸を繰り返しているうちに、「本当はどうしたいか」が明確になっていきます。その感覚に従いましょう。
マグワート(MUGWORT)の花言葉『幸福』『平和』『夫婦愛』『決して離れない』『永遠に変わらぬ愛』
学名のArtemisia(アルテミシア)は、「アルテミスの聖草」の意で、女性の健康の守り神であるギリシャ神話の女神アルテミスに由来します。
女神アルテミスは、太陽の神アポロンの双子の姉で、元々は「月と狩猟の女神」。処女を誓った神だったので「貞潔の女神」とも言われています。アルテミスは生まれた直後、母の助産をしたことで「出産の守護神」としても一面も持つようになりました。
花言葉の「幸福」「平和」「夫婦愛」「決して離れない」「永遠に変わらぬ愛」はここから生まれました。
マグワート(MUGWORT)の効能・効果
マグワート(ヨモギ)はキク科ヨモギ属Artemisiaに分類され、その数は480種ほど。主に北半球で、アフリカ、オーストラリア、中央~南アメリカにも分布します。
西洋の言い伝えではマグワートを持ち歩くと毒を盛られたり、野獣に襲われたりすることがなくなるそうです。また超能力(サイキックパワー)を使った占いにも使われていたようです。
日本でもアイヌ民族が「カムイノヤ(神の揉み草)」と呼び、葉や茎で身体を払って清めたりしていました。
Japanese mugwort
別名:モチグサ(餅草) ヤイトグサ(灸草) カズザキヨモギ
利用法:おひたし、ごま和え、汁の実、ヨモギ餅、ヨモギ飯、天ぷら、お茶
美容:湿疹、あせも、止血、薬草風呂(温浴効果、肌荒れ、冷え症、腰痛)
成分:ビタミンB1、B2、C、D、β-カロテン、クロロフィル、ミネラル類
精油成分:1,8-シネオール、ツジョン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー
注意:キク科アレルギーの人は注意
生薬:葉を用いた「艾葉(がいよう)」、全草を用いた「茵蔯蒿(いんちんこう)」
参照:和ハーブのある暮らし(平川美鶴:著)、よもぎ健康法(大城築:著)、ヨモギハンドブック(山下智道:著)、願いを叶える魔法のハーブ(スコット・カニンガム:著)、ハーブのすべてがわかる事典(ジャパンハーブソサエティー:著)
対応する精油(エッセンシャルオイル)
マグワートに入っている精油成分1,8-シネオールの入った精油(エッセンシャルオイル)がおすすめ。
- ・ローズマリー:体を温め、集中力を高め頭脳を明晰にします
- ・タイム:強壮作用があり、疲労した気分を明るくさせ精神的な抵抗力を高めてくれます
- ・ティートリー:頭をすっきりさせ、意欲を取り戻させ、やる気を起こさせます
金星のハーブもおすすめです。
- ・ヤロウ:ホルモン様作用や止血作用があります
- ・クラリセージ:ホルモン調整作用、通経、生殖器系強壮作用があります