潜在意識と心の整え方

自分をほめるって、疲れない? | 承認欲求コントロールに疲れたあなたへ

最近、「自分をほめよう」とか「ご自愛ください」とか、そういう優しい言葉をあちこちで見かけるようになりました。
たしかに、それはすごく大事。特に、子育てや仕事に追われて、自分を後回しにしがちな私たちにとって、「自分をねぎらう」って必要なことだと思います。

だけど……
私は、なんだかそれがちょっとしんどいときもあるんです。

ほめるって、意外と疲れる

いま「自分をほめるための手帳」や「ポジティブ日記」など、さまざまな自己肯定系ワークが本やSNSで人気です。
これは“承認欲求をコントロールする”方法。
実際、私もこれまで何冊もそういった手帳を試してきました。
どれも最初は楽しくて、「今日のよかったこと」を書いたり、「私ってえらい」って言ってみたり。

でも、続かなかった。私には合わなかったみたいです。
むしろ、ほめようとすればするほど疲れてしまう

時には、「本当にそう思ってる?」「無理にポジティブになろうとしてない?」なんて、自分に疑いの目を向けてしまったり。

「こんなに頑張っているのに…」と思ったとき

たとえば、「今日も掃除して洗濯して、ご飯作って……頑張ってるのに、夫は文句ばかり」って思う日。
そんなとき、ワークでは「今日もがんばった私ってえらい」って書くんですよね。

でもね、そう思おうとすると、なんだかむなしさが込み上げてくる。
自分を元気づけるつもりが、かえって空回りするような感覚

私にとっては、それが「承認欲求のコントロールのむずかしさ」でした。

アドラー心理学にヒントがあった

そんなとき、私は少しだけ学んでいたアドラー心理学を思い出しました。

アドラー心理学では、「ほめる」も「しかる」も、上下関係を前提にした行為だといいます。
代わりに、「勇気づける」ことを大切にします。

勇気づけは「すごいね」と評価するのではなく、「いてくれてありがとう」「一緒にできてうれしい」といった、存在そのものを認める言葉です。

そこには、ジャッジがない。
比較も、評価もない。ただ“あるがまま”を認めるだけ。

だから私は、Herbcrafter’s Tarot に惹かれた

きっと私が《Herbcrafter’s Tarot》に惹かれたのは、
このカードたちが、今の私をそのまま受け止めてくれる存在だからだと思います。

・頑張れてない日もある
・何にもしたくないときもある
・うまくいかない時期もある

そんなときでも、ハーブの精霊たちはそっと寄り添い、「今ここにいるあなたで大丈夫」と伝えてくれるように感じるんです。

内観ワークも「評価しない」優しさを

私がブログの中でお伝えしている内観ワークも、決して「ポジティブになろう」とか「自分を高めよう」とか、そういう目的ではありません。

むしろ、

今のあなたがどんな気持ちで、何に迷っていて、どんなことを手放そうとしているのか。


を、ただ静かに見つめるだけの時間

誰にもジャッジされない。
自分で自分を否定しない。
だから、癒されていく。

おわりに|がんばらなくても、今のあなたでいい

「自分をほめよう」
「ポジティブになろう」
「前を向こう」

——そんな言葉に疲れてしまったら、立ち止まってもいい。
カードと向き合い、香りを深く吸い込んで、静かに目を閉じて。

承認欲求を“がまんしてコントロール”するのではなく、そっとほどいていける場所

そんな居場所を、《森と心を結ぶタロット時間》では作っています。

🌿あなたのままで、大丈夫。
🌿このブログが、その一歩になれたら嬉しいです。


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