霊的嗅覚 ~魂の香り~
魂とは自分の根底にある精神、潜在意識、本質のこと。魂の香りとは、香りとじっくり向き合うことで初めて気づく「必要な香り」のことです。
満点の星空の下、美しい蓮の花が咲いています。その蓮の花の上で大天使ハニエルが精油を混ぜ合わせ、ブレンドオイルを作っています。穏やかな表情をされていますから、きっと素晴らしい香りなんでしょうね。
大天使ハニエルのオーラは、オレンジからピンクへのグラデーション。底から湧いてくる情熱と無条件の愛を表します。
このカードを見たあなたは、誰かのために頑張ったり、人に気を使って自分の意見を言えなかったり、そんな生活が続いて少し疲れてしまったかもしれません。自分を大切にする時間を取りましょう。
ゆったりとした時間の中で、あなたはこのカードの世界に入っていきます。そして魂の香りを調合するのです。
始めに精神をリラックスさせて心を浄化させましょう。ネガティブな感情を手放します。
浄化をするには自然の美しさと触れ合うのが一番です。道端の小さな花、公園の樹木、湿った土の匂い、温かな日の光、心地よい風、鳥や虫の声、雨の音、夜空に浮かぶ月、きらめく星。あなたの周りには美しいものがたくさんあります。日常の中に美しいものを見つける習慣は、あなたの心を美しくします。
自然と調和するとボディ・ハート・スピリットが整っていきます。そして魂の香りを手に入れたあなたは、大天使ハニエルとつながることができるでしょう。
仏の智慧や慈悲の象徴 ロータス
カードのメッセージは「魂の香り」ですが、大天使ハニエルは蓮の花・ロータスの上に座っています。
ロータスの精油、もしくは、あなたが心地よいと感じた香りを使ってブレンドオイルを作りましょう。
ハス科のロータスは、池や川の底の土に根付き、茎は水面に浮くように育ちます。1m以上の草丈になりピンク色の花を咲かせます。
仏教では、泥水の中から生じ、清浄な美しい花を夜明け前に咲かせる姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされてきました。インド、チベット、中国、エジプトでは聖なる花として知られ、中医学やアーユルヴェーダでも使用されています。
甘くアーシーで熟した果物のような深く濃厚な香りで、クマリンのような香りが底にあります。瞑想やヨガの時に使うと、より幸福感と心の安定感が得られるでしょう。
アロマテラピー精油事典 (バーグ文子 著)