植物と心をつなぐ内観の時間へようこそ
The Herbcrafter’s Tarotの世界へようこそ。
今回ご紹介するのは、「11. Justice（正義）」のカード。
対応する植物は、かつて神聖な祓具の素材でもあった”CANNABIS（カンナビス）”です。
一見すると驚くかもしれません。
けれど、このカードが問いかけているのは、 「見た目やイメージだけで判断していませんか？」という、心の奥にある正義の感覚です。
目を閉じて、自分の内なる秤に意識を向けてみましょう。
Justice（正義）× CANNABIS（カンナビス）の意味
Justice（正義）のカードは、「真実、公平、責任」を象徴する1枚。
CANNABIS（カンナビス）という植物は、医療・繊維・精神世界のいずれにおいても、 偏見と真実の間で揺れ動いてきた歴史を持っています。
このカードの組み合わせは、 「本質を見極め、自分自身の判断で生きること」を強く促しています。
Justice（正義）のカードが教えてくれるメッセージ
- 表面的な情報やイメージに惑わされず、真実を見極めること。
- 判断には知識・直感・誠実さが必要であること。
- 社会の中で何が正しく、何が偏っているのかを問い直すこと。
- 自分自身の選択に責任を持つこと。
このカードは、”心の裁判官”としての自分自身に目を向けさせます。
CANNABIS（カンナビス）の象徴するもの
- 偏見と癒しのはざまで揺れる存在
- 神聖さ（日本では神事用の精麻として活用）
- 肉体・感情・精神の再調整
- 豊かな可能性と自然の力
歴史的には、差別の道具としても、再生の希望としても語られてきた植物。 それだけに、「真実を探る象徴」としてふさわしい存在です。
正位置の意味
- 公平な判断ができる
- 真実と向き合う力がある
- 自分の信念に沿った行動が取れる
- 心と体のバランスが取れている
逆位置の意味
- 偏見にとらわれている
- 他人の評価を気にしすぎる
- 自分の中の正義感が揺らいでいる
- 情報不足のまま決断してしまう
カードに描かれた世界からのインスピレーション
大麻の曼荼羅が広がり、アメリカ独立宣言が麻紙に書かれて敷かれています。
それは「自由」と「真実」の象徴。
軟膏やオイル、チンキ、種子といったさまざまな形態が並ぶことで、 カンナビスが持つ多様な可能性と、誤解された歴史が浮かび上がります。
今、あなたは何を信じ、どう判断しますか？
CANNABISの癒しの活用法
- 軟膏（サルヴ）：関節痛・皮膚トラブル・筋肉の緊張を和らげる外用薬
- チンキ：不安・緊張・睡眠障害のサポート（CBDを含む製品）
- ヘンプシード：たんぱく質・オメガ脂肪酸豊富なスーパーフード
- ヘンプオイル：スキンケアや食用油として活用可（非加熱）
Justice（正義）× CANNABIS（カンナビス） 植物と心をつなぐ内観ワーク
- あなたが「偏見」や「決めつけ」で見ていたものは？
- 本当に必要な情報を集め、判断した経験はありますか？
- 「私の正義」とは何か、自分の中で言葉にしてみましょう。
Justice（正義）× CANNABIS（カンナビス）× おすすめ精油（アロマ）
- フランキンセンス：真実と向き合う静けさをくれる香り
- サイプレス：心の秩序を保ち、迷いを手放す香り
- ベチバー：グラウンディングし、自分軸を整える香り
今日の私にぴったり合う精油（アロマ）診断
Q. 最近、あなたが迷っているテーマは？
- 人間関係 → ゼラニウム（感情のバランス）
- 将来の選択 → クラリセージ（直感と明晰さ）
- 不安や緊張 → ラベンダー（安定と安心）
- 自分の軸がわからない → ベチバー（根を張る力）
CANNABIS（カンナビス）の神話とスピリチュアルストーリー
古代中国では「麻は仙人の衣」とも言われ、不老長寿の象徴とされました。
日本でも大麻は「祓いと清め」の神聖な植物として、神社のしめ縄や祓具に使用。
スピリチュアルな視点では、カンナビスは「心と身体と魂の間を調和する媒介」として働きます。
過去の偏見を超えて、今、再びこの植物とどうつながるか—— それがJustice（正義）の問いかけです。
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