アロマの基本と使い方

香りに耳を澄ませて。香りが嫌いになる日も意味がある

香りがつらいとき、心の奥から聞こえる声に気づいて

アロマの香りが大好きな日もあれば、どうしても香りを受けつけない時もあります。
私も実際、そんな波を何度も感じてきました。

たとえば、月経前後や、気持ちが落ち込んでいるとき。
「香りが重たい」「なんだかきつく感じる」と思ったら、それは今の心と体からのサインかもしれません。

香りをネガティブに感じる時、実は私たちの内側で「何かと向き合っている」状態なのです。

自分の個性を赦すことから始めよう

年齢や見た目にコンプレックスを感じてしまうこと、ありませんか?

「もう若くないから」
「今さら始めても遅い」
そんな気持ちが、香りさえも遠ざけてしまう時があります。

でも、私は思うんです。
“美しさ”って、若さではなく、心と感性のあり方で育まれるもの。

香りが苦手に感じる時は、自分を見つめなおすチャンスかもしれません。
年齢とともに変化する私を、ゆっくり愛してあげる時期。

香りを遠ざけたくなったら、まずは「香らない時間」を作って、自分に優しくしてみてくださいね。

香りが恋しい時、心が求めていること

反対に「この香り、いいなあ」と感じる時は、きっと心が「もっとキレイになりたい」「愛されたい」って素直に感じているときなんだと思います。

そんな時に手に取る香りは、あなたの今の気持ちそのもの。
花の香りなら、女性らしさや優しさを育てたいとき。
柑橘系の香りなら、軽やかに心をゆるめたいとき。

私の香り体験:針葉樹と、柑橘と、花と。

私は疲れがたまっていると、針葉樹の香りに強く惹かれます。
スッと澄んだその香りは、感情のモヤモヤをスッと通してくれる気がして。

針葉樹って、寒い地域でじっと耐えながら生きてきた植物。
葉も細くて、「いらないものを手放していいよ」って、背中をそっと押してくれるようです。

そして、子どもにイライラしてしまったときは、オレンジなどの柑橘の香りを嗅ぐようにしています。
ふわっと優しい気持ちになって、なんだか笑顔になれるんですよね。
柑橘の香りは、子どもも大好き。親子で楽しめる香りです。

さらに、自分にやさしくなりたい時は、ローズやジャスミンなど花の香りを。
ホルモンのバランスが少しずつ整って、気持ちが落ち着いていきます。

香りは、“感性”で選んでいい

「香りは成分で選ぶもの」──確かにそうかもしれません。
でも、私はやっぱり、心と体で“感じる”ことを大切にしてほしいと思っています。

香りに耳を澄ませていくと、いつか「あ、これが今の私に必要なんだな」とわかる瞬間が来ます。

まずは、公園や庭で植物に触れてみませんか?
芝生に腰かけて空を見上げてみるだけでも大丈夫。
自然の中に身を置くと、五感がやさしく開いていきますよ。

今日のあなたに必要な香りは?

香りが好きになれない日があっても、大丈夫。
そんな自分も、まるごと受け止めてあげましょう。

香りは、無理に楽しむものではありません。
ふと「いい香りだな」と感じたときこそが、心と体の準備が整ったサイン。

ぜひ、そのときの自分を信じて、香りを選んでみてくださいね。


森と心を結ぶタロット時間 | ハーブと香りで読み解く心のタロット講座 ~癒しから仕事へ~をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

RELATED POST