ようやく涼しくなってきましたね。
でも季節の変わり目になると、髪の毛の抜けやパサつきが気になる方も多いのではないでしょうか。
実は、9月から10月は夏の紫外線や乾燥の影響で髪の毛が弱りやすく、抜け毛が増える時期なんです。
今回は、ママでもできる秋の髪ケアと、中医学の視点からの対策をご紹介します。
1. 気温の寒暖差と自律神経の影響
秋は日中と朝晩の気温差が大きい季節です。
この寒暖差が体にストレスとなり、自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、頭皮への血流が悪くなり、髪の毛の成長に必要な栄養が届きにくくなるため、抜け毛が増える原因になります。
対策:
- 朝晩の寒暖差に合わせて軽く羽織るなど、体温を一定に保つ
- 深呼吸やゆったりお風呂で自律神経を整える
- 睡眠リズムを整えることで、血流とホルモンのバランスをサポート
2. ホルモンバランスの影響
特に30代~50代のママは、出産後のホルモン変化や、更年期の影響でエストロゲンやプロゲステロンの分泌が変化し、髪の毛が抜けやすくなります。
夏の紫外線や疲労も加わると、髪の毛のサイクルが乱れやすくなります。
対策:
- 髪に栄養を届ける食事(タンパク質、ビタミンB群、亜鉛)を意識する
- 無理なダイエットは避ける
- リラックスして副交感神経を優位にする時間を作る(ぬるめのお風呂、軽いストレッチなど)
3. 肺腎陰虚(中医学の観点)
中医学では、秋の抜け毛や乾燥は「肺腎陰虚(はいじんいんきょ)」が関係していると考えられます。
- 肺陰虚:肺の潤い不足によって、乾燥肌や乾燥による抜け毛が起きやすい状態
- 腎陰虚:腎の潤い不足によって、髪や爪の栄養が不足し、髪の毛が細くなったり抜けやすくなる状態
秋は特に肺が弱りやすく、乾燥による影響が出やすい季節です。
髪の毛の健康には、体の潤いを補うことが大切とされています。
中医学的ケア:
- 食事:黒ごま、くるみ、ひじき、山芋、黒豆などで腎の陰を補う
- ハーブ・漢方:生薬では、当帰(とうき)、熟地黄(じゅくじおう)、麦門冬(ばくもんどう)などが陰を補い、髪に栄養を届けやすくします
- 生活:保湿を意識したスキンケア、加湿器の使用で乾燥対策
4. 夏のダメージの影響
紫外線や海・プールでの塩素など、夏に受けたダメージは髪や頭皮に残ります。秋になって乾燥が進むと、髪が細く切れやすくなるため、抜け毛が増えやすくなります。
対策:
- 洗いすぎを避け、頭皮に優しいシャンプーを使用
- 週に1回はトリートメントやヘアオイルで補修
- 紫外線やドライヤーの熱ダメージを控えめにする
5. 日常でできる簡単セルフケア
- ぬるめのお湯で優しく洗髪し、頭皮マッサージを取り入れる
- 栄養バランスの良い食事を意識する(たんぱく質、ビタミンB群、ミネラル)
- 朝晩の寒暖差に気をつけて、体温を一定に保つ
- 髪だけでなく肌も保湿することで、全身の潤いを保つ
- 中医学でいう「肺腎陰虚」に対応する食材やハーブを取り入れる
まとめ
秋は、夏のダメージと乾燥、寒暖差や自律神経の乱れ、ホルモンバランスの変化が重なり、髪の毛が抜けやすくなる時期です。
中医学では、肺腎陰虚の状態を整えることが大切と考えられています。
ママでも、無理なくできるケアを少しずつ取り入れることがポイントです。
髪や肌の潤いを保ちながら、自分の体と向き合う時間を作って、秋の抜け毛対策を始めてみましょう。
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