冬のイチジクが教えてくれたこと
冬になって、我が家の小さなイチジクの木から葉がすべて落ちました。
枯れてしまったのかな、と思ったけれど、今日よく見ると、枝の先に小さな芽がついていました。
何もないように見える時間の中で、命は、ちゃんと次の準備をしている‥‥。
葉が落ちても、命は終わらない
春に迎えたこのイチジクの苗は、元気な葉をたくさん広げていました。
季節が巡り、葉はすべて落ち、冬のあいだは一本の棒のような姿に。
それでも、もう次の芽吹きを用意している。
その様子を見て、生命力というものは、音を立てず、目立たず、でも確かに続いていくものなのだと感じました。
無花果(いちじく)という、不思議な植物
イチジクのことを少し調べてみました。
イチジクは「無花果」と書きます。
花が咲かないように見えるけれど、実の中で、ひっそりと花を咲かせる植物です。
外に向かって主張せず、内側で命を育て、あるとき、ちゃんと実を結ぶ。
さらに、イチジクは特定の小さなハチと共存しながら命をつないでいく仕組みを持っています。
ひとりでは生きられないけれど、依存しきるわけでもない。
お互いが役割を果たすことで、命が循環していく。
その仕組みを知って、「生きる」ということの本質に触れた気がしました。
気づいたら、子育てのことを考えていた
イチジクの秘密を調べるうちに、なぜか、子育てのことを思い出していました。
子育てには、正解がありません。
だから悩むし、迷うし、疲れてしまうこともある。
頭では、「悩むことで成長できる」と分かっていても、悩んでいる最中には、そこまで考えられないものです。
私自身も、そうでした。
人は複雑で、植物はシンプル
人間には、たくさんの感情があります。
喜びも、不安も、焦りも、怒りも。
考えすぎて、心が疲れてしまうこともある。
一方で、植物はとてもシンプルです。
どうやったら生きられるか。
どんな環境なら命をつなげるか。
それだけを、静かに選び続けている。
争わず、急がず、切れても、またつながる道を探す。
イチジクの姿から、生きることの本質は「共存」なのだと教えられました。
植物のそばにいると、心が整う理由
だから、植物のそばにいると、心が整うのだと思います。
プランターで好きな植物を育てるのもいい。
部屋に観葉植物をひとつ置くのもいい。
花瓶に、一輪の花を挿すだけでもいい。
何かを頑張らなくても、植物は、そこに在るだけで生き方を見せてくれる。
生命力は、静かに人生に寄り添ってくれる
植物は、生き方を教えようとはしません。
ただ、そこに在って、自分が生きられる形を選び続けているだけ。
でも、その静かな姿に触れていると、人の心は、いつの間にか整っていきます。
毎日、植物がそばにあるだけで、心は少しずつ穏やかになり、その空気は、家族にも広がっていく。
生命力って、きっとこういうかたちで、人の人生にも寄り添ってくれるものなんだと、そんな風に思うのです。
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