今のようにカレンダーも、季節の名前もなかった頃。
昔の日本人は、どうやって「春」や「秋」を感じていたのでしょうか?
それは――
自然そのものが、カレンダーだったのです。
🌸 植物の変化が季節のサイン
山に梅が咲く。
野原にヨモギが伸びる。
田んぼにレンゲが咲く――。
植物たちの芽吹きや色づきが、「今がどんな季節か」を教えてくれました。
春は種を蒔き、夏は草を刈り、秋は収穫し、冬は休む。
そんな自然のリズムに合わせて暮らしていたのです。
🍃 風・空・光で感じる「とき」
朝の風の匂い、空の色、虫の声、夜明けの長さ。
それらは、今でも季節を伝えてくれる小さな合図です。
「朝の空気が冷たくなったから、もう秋ね」
「蝉の声が聞こえたから、夏が来た」
暦がなくても、人は五感で“とき”を知ることができたのですね。
🌾 農のリズムがつくる一年
昔の人々にとって、季節の変化は命のサイクル。
「いつ種を蒔くか」「いつ収穫するか」――
そのタイミングを見極めるために、空と大地を見つめて暮らしていました。
自然と共に働き、休み、祈る。
それが、暦のない時代の「暮らしのリズム」でした。
🌕 現代の私たちへ ― “自然のカレンダー”を取り戻す
忙しい毎日の中でも、ふとした瞬間に季節を感じることがあります。
たとえば、子どもが汗をかいて帰ってくる日。
夕焼けが少し早くなったと気づく瞬間。
そうした“小さなサイン”に気づける心が、きっと昔の人たちと同じ感性なのかもしれません。
🌿 おわりに
6世紀ごろ、中国や朝鮮から「暦法(こよみ)」が伝わる前、日本人は自然の声を聞くことで季節を知っていたのです。
いま、私たちはカレンダーで予定を決めるけれど、その背景にあるのは、太陽や月、草木や風のリズム。
カレンダーの原点は、自然のカレンダー。
今日も空を見上げ、風を感じることで、“いま”という季節を感じてみませんか?
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