今朝のタロットで《Five of Earth × Slippery Elm(アカニレ)》を引きました。
カードに描かれていたのは、荒れ果てた家と寂しげなロッキングチェア、暗雲に覆われた空。
けれど、そのそばに小さな苗木が力強く伸びていました。
そのあと、日課になっている早朝ウォーキングに出かけると……。
目に留まったのは大きなケヤキの木。
北米の「スリッパリーエルム」と、日本の「ケヤキ(欅)」。
偶然とは思えない出会いに、私は「守ること・守られること」のメッセージを感じました。
《Five of Earth × SLIPPERY ELM》の世界観
このカードは「困難や孤立の中でも、まだ希望の芽がある」ことを示しています。
- 外壁のペンキが剥がれた家:手入れされずに放置された心の状態
- 真っ暗な窓:外とのつながりを閉ざした孤独
- 揺れるロッキングチェア:寄る辺のない寂しさ
- 立ち込める暗雲:未来への不安
- 葉がしおれかかったアカニレ:生きる気力がなくなり、諦めの境地
それでも、傍らには「元気な苗木のアカニレ」が芽吹いています。
兄弟のように並ぶその姿は、「疲れた自分を横で支えるもう一つの可能性」を象徴しているようでした。
🌿 アカニレ(SLIPPERY ELM)のメッセージ
- 原産地:北米
- 特徴:内樹皮の粘液質が炎症や胃腸を守る「癒しの樹」
- 歴史:先住民が薬として使い、戦時中には兵士の食糧にもなった
アカニレは「内側を守る木」。
人の身体の粘膜をやさしく覆い、炎症を鎮めるように、心の痛みや傷をそっと癒してくれます。
カードの世界観の中では、荒れ果てた環境でもなお芽吹く苗木が「再生の可能性」を示し、
「内側にはまだ守られている部分がある」と思い出させてくれる存在です。
🌳 ケヤキ(欅)のメッセージ
- 原産地:日本・朝鮮半島・中国
- 特徴:高さ30mを超える大樹となり、屋敷林や街路樹として親しまれる
- 歴史:日本では「屋敷を守る木」「御神木」として神聖視され、寺社や家の守りに植えられてきた
- 利用:硬く美しい木目は寺社建築や和太鼓、家具に欠かせない銘木
ケヤキは「外側を守る木」。
その大きな枝と幹は、家や人を守るシンボルとして存在してきました。
ときに御神木として人々の暮らしを支え、「繁栄」「守護」の象徴とされています。
🌱 苗木のときに必要なもの
実は、アカニレもケヤキも「若いときは支えが必要」です。
幹が細い時期は、風や動物に負けやすいため、支柱や囲いで守られます。
しかし、大樹に育てば人を守り、コミュニティを支える存在に。
これは子育てそのものに重なります。
子どもは幼いときには守るべき存在。
けれど、やがては親を守るほどの力を持つ存在へと育つ。
🌟 子育てママへのメッセージ
あなたは今、子どもを守る大木です。
けれど、その子どもは未来に、あなたを守る存在へと育っていくでしょう。
だからこそ、信じて見守っていてください。
守ることと、守られることは、いつか一つにつながります。
まとめ
- アカニレは「内なる癒し」を与える木
- ケヤキは「外の守護」を象徴する木
- どちらも幼木時代は守られる必要があり、大樹になれば人を守る存在になる
- 子育ても同じく「守り、やがて守られる」関係へと移ろっていく
今日、スリッパリーエルムとケヤキが同時に現れたのは、「大丈夫、子どもは必ず育ち、あなたを支える存在になる」
そんな自然からのメッセージなのかもしれません。
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