〜Herbcrafter’s Tarot「Eight of Air × LICORICE」からのメッセージ〜
🌿 甘草(リコリス)の甘さがもたらす心の平和
〜Herbcrafter’s Tarot「Eight of Air × LICORICE」から〜
疲れているとき、イライラするとき、ふと「甘いものが欲しい」と感じたことはありませんか?
古代の人々も同じように、自然の甘さに癒されてきました。
その代表が、リコリス(甘草)というハーブです。
この記事では、
- 甘草の歴史と「争いを鎮める植物」と呼ばれた理由
- 心と喉をやさしく整える使い方
- 日常に取り入れられるハーブティーブレンドレシピ
この3つをご紹介します。
読むことで、甘草の甘みがただ美味しいだけでなく、「安心と平和の味」だと感じられるようになるはずです。
今日から取り入れられる小さな癒しが、きっとあなたの毎日をやわらかく変えてくれます。
🌿 このブログを読むと得られる3つのこと
1. リコリス(甘草)の歴史と意味がわかる
この記事では、甘草が古代エジプトやヨーロッパ、中国でどのように使われてきたかを丁寧に紹介しています。
「争いを鎮める植物」と呼ばれた理由や、Herbcrafter’s Tarotでのカードの意味まで知ることで、ハーブを“ただの植物”ではなく、物語や象徴性を持った存在として感じられます。
2. 心と喉を癒す使い方が学べる
リコリス(甘草)の薬効や特徴を、喉・呼吸・ストレスケアなど具体的な用途とともに解説。
現代でもすぐに取り入れられる甘草ティーの飲み方や、ブレンドレシピも掲載しているので、読んだその日からセルフケアに活用できます。
3. ハーブティーの新しい楽しみ方が広がる
記事の後半では、甘草をベースにした3種類のハーブティーブレンドを紹介。
「優しさブレンド」「声を整えるブレンド」「リフレッシュブレンド」など、目的や気分に合わせて選べるので、ハーブティー生活がより豊かになります。
💬 まとめ
この記事を読むことで、
- リコリス(甘草)の歴史や象徴性が深くわかる
- 体と心のケアに活かせる具体的な方法を知れる
- 日常に取り入れられるブレンドレシピが手に入る
ただの知識にとどまらず、「味わう」「感じる」「使う」まで体験できる内容です。
リコリス(甘草)のやさしい甘みが、あなたの日常に小さな平和を運んでくれるでしょう。
昔と今に共通する「甘さの鎮静効果」
1. 本能レベルでの安心感
- 甘味は、エネルギー源(糖分)をすぐに補えるサイン。
- 人間の脳は本能的に「甘味=生き延びるための安全な食べ物」と認識します。
- 古代では、甘草や果実の自然な甘さが、命を守る栄養と精神的な安らぎを同時にもたらしました。
2. イライラや怒りが静まる理由
- 甘い味は交感神経(緊張モード)を落ち着かせ、副交感神経(リラックスモード)を優位にします。
- 砂糖や蜂蜜、甘草の根を口にすると、体と心が「安全」だと錯覚し、怒りや不安が和らぐんですね。
- 現代でも「イライラすると甘いものが欲しくなる」のは、この反応が生きている証拠です。
3. 甘草の特別さ
- リコリス(甘草)は単に甘いだけでなく、薬効成分で喉や呼吸を整え、声を柔らかくします。
- これにより、怒った声が優しい声に変わり、言葉も和らぐ——これが争いを鎮める作用をさらに強めたのかもしれません。
💡 昔も今も、甘さは「安心」と「和解」の味。
現代では甘いお菓子が簡単に手に入りますが、昔の人にとっての甘草の根は、それこそ「心の武器を置かせる魔法のひと口」だったのだと思います。
リコリス(甘草)の甘さがもたらす心の平和
1. 昔の人にとって、甘さは特別な癒し
私たちはイライラしたり、疲れたりすると「甘いものが食べたいな」と思うことがあります。
実はこれは現代だけのことではありません。
甘い味は古代から、人の緊張や怒りをやわらげる力を持っていました。
昔は砂糖やお菓子が簡単に手に入る時代ではありませんでした。
だからこそ、果物や蜂蜜、リコリス(甘草)のような自然の甘みは、とても貴重で特別なごちそう。
そのひと口は、心と体の緊張を解き、争いすら鎮めるほどの力を持っていたのです。
2. リコリス(甘草)が「争いを鎮める植物」と呼ばれた理由
リコリス(甘草)は、ほんのりとした優しい甘さと薬効を持つハーブです。
漢方では「百薬の長」と呼ばれ、他の薬草の強い作用を和らげる“調和役”として使われます。
この「調和する性質」から、ヨーロッパの民間伝承では甘草の根が口論や争いを鎮め、人間関係を和らげるお守りとされました。
また、古代ローマでは演説や交渉の前に甘草を口に含み、声を整えてから話す習慣もあったそうです。
リコリス(甘草)は味・薬効・象徴性のすべてで「和解」と「安心」をもたらす存在だったのです。
3. 《Eight of Air × LICORICE》が語ること
Herbcrafter’s Tarotのリコリス(甘草)は、「限界を知り、声を取り戻す」ことをテーマに描かれています。
鬱蒼と茂ったリコリス(甘草)、壊れかけた木の門、そしてその奥に広がる青空と草原——。
それは、
- 本当はもう外に出られるのに、自分を閉じ込めている
- 声を押し殺してきた過去
- でも、出て行く準備はもう整っている
そんな状態を映し出します。
リコリス(甘草)のやさしい甘さは、あなたの心の緊張をふっと緩め、「もう、大丈夫。外に出てもいいよ」と背中を押してくれます。
4. 今できる、小さな甘草の魔法
- リコリス(甘草)ティーを淹れて、深呼吸しながらひと口ずつ味わう
- 「本当はこうしたい」という気持ちを紙に書く
- 信頼できる人に、小さな本音を話してみる
甘さは、心を解きほぐし、声をやわらかくします。
昔も今も、甘い味は安心と平和の味なのです。
🍵 リコリス(甘草)を使ったハーブティーブレンド
1. 心ほぐれるやさしさブレンド
- リコリス(甘草)…1
- カモミール…1
- レモンバーム…1
ポイント:
カモミールのやさしい香りとレモンバームの爽やかさに、甘草の自然な甘みが加わります。
イライラや不安をやわらげ、眠る前にもおすすめ。
2. 声を整えるブレンド
- リコリス(甘草)…1
- マシュマロー(またはマロウ)…1
- ペパーミント…0.5
ポイント:
リコリス(甘草)とマシュマローは喉の粘膜を保護し、ペパーミントが呼吸をすっきりさせます。
声をよく使う日や、喉の違和感があるときに。
3. 気分リフレッシュブレンド
- リコリス(甘草)…1
- ハイビスカス…0.5
- ローズヒップ…0.5
- レモングラス…0.5
ポイント:
リコリス(甘草)の甘さに、ハイビスカスとローズヒップの酸味、レモングラスの爽快感。
見た目もきれいなルビー色で、疲れた気持ちを元気に。
☕ 美味しく飲むコツ
- ハーブはドライのものを使い、合計でティースプーン1.5〜2杯
- 沸騰直前のお湯(約90℃)で5〜7分蒸らす
- リコリス(甘草)は少量でも甘みが強いので、入れすぎ注意(多すぎると後味が強くなります)
5. おわりに
「Eight of Air ×LICORICE」はこう語りかけてくれます。
“あなたはもう、十分に根を張って生きてきた。
甘くやさしい声で、自由に歩き出していい”
リコリス(甘草)の甘さは、あなたが長い間しまってきた声を解放し、新しい世界への扉を開くきっかけになるでしょう。
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