人との関係で傷ついて、自分の心が折れそうになること、ありませんか。
子育て中のママなら、仲の良い友達だけではなく、子どもが仲良くしている友人のママとの付き合い、そしてクラス関係のママ友など、時には煩わしいこともあり、疲れてしまいますよね。
「Two of Water(カップの2)」は、そんなときに 心を開き、愛を受け取り、そして与える循環を育てなさい と伝えてくれるカードです。
そこに結びつけられている植物が「マーシュマロウ(Althaea officinalis)」です。
ふわふわの「マシュマロ」というお菓子は、このハーブに由来しています。
🌿 マーシュマロウのやさしい効能
マーシュマロウの根や葉には、粘液質(ムチン)が豊富に含まれています。
この成分が体に入ると、まるで薄いヴェールで包むように粘膜を保護してくれるのです。
- 胃粘膜を守り、胃炎や胃もたれをやわらげる
- 炎症を鎮め、咳やのどの痛みにやさしく働く
- 痰をやわらげて排出を助ける(去痰作用)
- 泌尿器や腸の炎症を落ち着けるサポート
つまり、マーシュマロウは「内側から守ってくれる植物」。
体の“弱った部分”をそっと抱きしめ、回復を待つための静かな時間を与えてくれます。
💗 カードとハーブの共鳴
このカードに描かれているアフロディーテの噴水は、愛の循環の象徴。
そしてマーシュマロウは、「傷ついた粘膜=心の繊細な部分」をやさしく保護します。
それはまさに、人との関わりで傷ついた心を包み込み、もう一度愛を受け入れる準備を整える力。
Two of Waterが伝えているのは、「あなたは愛されてよい存在。心を柔らかくして、愛の流れに身をゆだねてごらん」というメッセージです。
🍵 マロウの取り入れ方
- マロウルートの冷浸出ティー
のどや胃をやさしく潤す、静かな時間のおともに。 - マロウフラワーバス
胸のあたりに手をあてて、深呼吸しながら入浴してみましょう。 - カードを前に内観
「私はどんな愛を受け取りたい?」「どんな愛を与えたい?」と問いかけて。
ちなみに… 💙 青いマロウティーについて
日本で「マロウティー」と聞くと、多くの方が思い浮かべるのは美しい青い色のハーブティーでしょう。
これはマーシュマロウではなく、コモンマロウ(Malva sylvestris)の花から作られます。
- 紫〜青色の花を乾燥させたものを熱湯で淹れると、淡い青色のお茶に。
- レモンを加えるとピンク色に変化し、「サプライズティー」として人気があります。
- 効能はマーシュマロウと似ており、咳やのどの痛み、胃腸の不調をやさしくケア。
- お客様にお出しすると、色の変化にとても喜ばれるハーブティーです。
👉 まとめると:
- カードに描かれるマロウ=白花のマーシュマロウ(薬用)
- 青いティーで親しまれるマロウ=紫花のコモンマロウ(鑑賞・飲用向け)
どちらも「乾いた心や体を潤す」という共通点を持ち、Two of Waterが示す「愛の循環」と響き合っています。
🌿 Two of Water × MALLOW が教えてくれること
「マシュマロ」という言葉は、実は癒しの植物から生まれた名前でした。
体を守り、心を包み、愛を循環させてくれるマーシュマロウ。
そして、色の変化で人の心を喜ばせるコモンマロウ。
どちらも「やさしさを思い出させてくれる植物」です。
Two of Water × MALLOW は、私たちに“愛はいつも循環している”という希望を届けてくれます。
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