チコリが教えてくれる、新しい視点への扉
子どもが成長していく過程で、ママの思い通りにはならないことが増えてきます。
「こうしてほしい」「こうあるべき」という気持ちが強すぎると、不安や苛立ちに変わり、子どもにもしんどさを与えてしまいます。
それでも、愛情が深いからこそ手放せない…。そんな経験、ありませんか?
神話に語られるチコリの物語
チコリは「道端の見張り番」と呼ばれます。
ヨーロッパには、こんな伝承があります。
戦争に行った恋人の帰りを待ち続けた女性が、ついには命を落とし、その姿が青い花チコリへと変わった――。
それ以来、道ばたに咲くチコリは「待ち続ける愛」「執着と忍耐」の象徴とされてきました。
また、中世ではチコリが「隠された扉を開ける魔法の草」とも信じられていました。
金のナイフで掘り取れば、閉ざされた扉を開き、秘められたものを解き放つ力が宿ると。
待ち続ける執着と、扉を開く力。
チコリは、両極の象徴をあわせ持つ植物なのです。
タロットカード《Two of Air × CHICORY》が伝えること
カードには、青空の下で枠を突き抜けるように咲くチコリの花と、2匹の蝶が描かれています。
- 枠を越えて伸びる花 → 固定観念を突き抜ける力
- 2匹の蝶 → 子どもとママ、二人の成長と変容
- 青空 → 新しい視点、心の解放
この絵柄とチコリの神話が重なることで、「長年の信念を解き放ち、新しい導きを受け入れる」メッセージが浮かび上がります。
子育てに悩むママへのヒント
子どもは日々変化していきます。
けれど、ママが古い価値観や「こうあるべき」という思いに固執していると、その変化を受け入れられず、親子ともに苦しくなってしまいます。
チコリのカードは「ママも一緒に変わろう」と呼びかけています。
固定観念を手放し、新しい視点で子どもを信じること。
それが、子どもの自由を守り、ママ自身の心も軽くしてくれるのです。
内観ワーク
カードとチコリの神話に触れながら、自分の心に問いかけてみましょう。
- 私が子どもに押し付けている「こうあるべき」とは何だろう?
- その思いを手放したら、子どもはどんなふうに自由になるだろう?
- 私自身も変わっていくとしたら、どんな新しい視点を持ちたいだろう?
アファメーション
「私は古い枠を超え、新しい導きを喜んで受け入れます。」
🍵 おすすめブレンドハーブティー
🌿 チコリ × レモンバーム × ラベンダー
- チコリ:腸を整え、心の頑なさをほぐす
- レモンバーム:不安を和らげ、新しい気持ちを迎えるサポート
- ラベンダー:緊張を緩め、深いリラックスへ導く
👉 苦味のあるチコリをベースに、爽やかなレモンバームと香り高いラベンダーをブレンドすると、心に「余白」が生まれ、固定観念から一歩外に出るきっかけをくれます。
🌸 おすすめブレンドアロマ
✨ ローズマリー × ゼラニウム × ベルガモット
- ローズマリー:思考をクリアにし、新しい視点をもたらす
- ゼラニウム:心のバランスを整え、過干渉や不安を緩める
- ベルガモット:心を軽やかにし、未来への希望を開く
👉 芳香浴やアロマスプレーにすると、気持ちの切り替えがスムーズに。
「手放す勇気」と「心を開くやさしさ」をサポートしてくれる香りの組み合わせです。
🌿 ママと子どもが共に変わるために
チコリのカードは、ただ「手放しなさい」と厳しく言うのではなく、
「変わっていく子どもに合わせて、ママも一緒に変わっていいんだよ」と優しく背中を押してくれる存在です。
子どもは日々、蝶のように姿を変えながら成長していきます。
その時にママが古い考えにとらわれたままだと、二人の心にすれ違いが生まれてしまうかもしれません。
でも、勇気を出して心を開けば、新しい景色が見えてきます。
執着を手放した先に広がるのは、もっと自由で、もっと軽やかな親子関係。
ハーブティーやアロマを味方にしながら、チコリの青い花のように伸びやかに、
あなた自身の心を解き放ってみてくださいね。
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