歴と自然

【二十四節気】雨水(うすい)と薄萌葱(うすもえぎ)の季節

※このブログ記事でご紹介しているタロットカードの意味や解釈は、筆者自身の経験と直感に基づくものです。また、本ページ掲載のイラストはAI生成ツールにより作成したオリジナル作品です。

【二十四節気】雨水(うすい)とは 2月18日頃~3月4日頃

― 雪がほどけ、芽が目覚める ―

二十四節気の「雨水(うすい)」は、立春のあとに巡ってきます。
雪が雨へと変わり、氷がゆるみ、水が土へとしみ込んでいくころ。

空気の中に、少しだけ湿り気が混じりはじめます。
冬の凛とした冷たさの中に、やわらかな気配が差し込む季節です。

雨水の七十二候

雨水は、三つの候に分かれています。

初候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」

冷えきった大地が雨を含み、しっとりと潤いはじめます。
土の奥で、水がゆっくりと動き出します。

次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」

遠くの景色がやわらかくかすみます。
空気に水分が含まれ、世界の輪郭が穏やかにほどけていきます。

末候「草木萌動(そうもくめばえいずる)」

草や木が芽吹く準備を始めます。
地面の下で、小さな命がそっと動いています。

三つの候は、いずれも静かな変化を描いています。
目立たない動きが、春へと続く道をつくっています。

薄萌葱という色

薄萌葱(うすもえぎ)は、青みを含んだ淡い緑色。
芽吹きのはじまりを思わせる、みずみずしい色です。

やわらかく、控えめで、静かに広がる気配。
伸びていく力を内側にたくわえた色ともいえます。

雨水は、芽が目覚め、根が水を吸い上げる季節です。
薄萌葱は、その動きを映す色です。

雨水の体と心

冬のあいだ、私たちの体は守りの姿勢をとっています。
冷えから身を守り、内側に力をためる時間。

雨水になると、その力が少しずつ外へ向かいます。
眠気やだるさ、気持ちの揺れを感じることもあります。

それは、巡りが始まった合図。
固まっていたものが、やわらぎ、動き出す過程です。

土が潤うように、心もゆるみます。
芽が動くように、思いも少しずつ形になっていきます。

暮らしの中で感じる雨水

薄萌葱色の小物を手元に置く。
芽吹き野菜を食卓に取り入れる。
雨音に耳を澄ませる時間をつくる。

小さなことから、水の流れを感じる。

土脉潤起のように、まず潤う。
霞始靆のように、やわらぐ。
草木萌動のように、そっと動き出す。

雨水と薄萌葱の季節は、水が巡り、芽が目覚める時間。

大寒で凍りついた空気はゆるみ、季節は静かに次の章へと進みます。

春は、芽の内側から始まっています。


森と心を結ぶタロット時間 | ハーブと香りで読み解く心のタロット講座 ~癒しから仕事へ~をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

© 2025 kiramekiaromatotarot.com. 本サイトのコンテンツ・画像の無断転載・複製を禁じます。

RELATED POST