【七十二候】芹乃栄とは 2026年1月5日~1月9日
【二十四節気】小寒の初候、【七十二候】芹乃栄(せりすなわちさかう)。
冷たい水辺で、芹が青々と育つ頃を表す季節です。
一年でもっとも寒さが増していく時期に、足元では、はっきりとした「青」が育っています。
それは、芽吹きの兆しというより、すでに暮らしとつながる、実感のある青です。
芹乃栄は、寒さの中にある、現実的で頼もしい命の姿を伝えてくれる候です。
冷たい水の中で育つ芹
芹は、川辺や湿地のような場所に根を張り、冷たい水を受け止めながら育ちます。
霜の降りる朝も、風の冷たい日も、葉は色を失わず、静かに広がっていく。
外の世界が縮こまるような季節に、水辺だけは、しっかりと命を抱えています。
芹乃栄は、寒さの中でも続いている、生活に近い場所の命を伝える候です。
季節に重なる色「青菜色(あおなぎいろ)」
芹乃栄の色は、青菜色。
若苗色よりも深く、常磐色ほど重くない、
葉物野菜を思わせる落ち着いた緑です。
青菜色は、遠くから眺めるための色ではありません。
刻まれ、火を通され、体の中に入っていく色。
見るための色ではなく、役に立つ色として、暮らしの中にあります。
小寒の空気の中で立ち上がる足元の青
小寒の全体を包むのは、青白磁のような、澄んだ冬の空気。
その静かな空気の中で、芹乃栄の青菜色は、地面に近いところから、確かに立ち上がります。
冷えた空気と、冷たい水と、育ち続ける青。
芹乃栄は、小寒という節気を、抽象ではなく、日々の暮らしの季節として感じさせてくれます。
この頃に感じやすいこと
芹乃栄の頃は、大きな変化を求めるより、日々のことを丁寧に続けたくなります。
- 食べるものをきちんと選ぶ
- 体を冷やしすぎない
- いつもの流れを崩さずに過ごす
そんな感覚が、無理なく前に出てくる時期です。
寒さの中で育つ芹のように、暮らしもまた、足元から支えられていきます。
おわりに
芹乃栄は、冬の中で、すでに働いている命を教えてくれる候です。
青菜色のように派手さはなくても、確かな力を含んだ時間。
この季節、足元の青に目を向けながら、体と暮らしを、無理なく整えていきたいですね。
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