【七十二候】虹蔵不見 2025年11月22日~11月26日
— 冬の曇り空が静かに色を奪い、光が揺らぐ頃 —
【二十四節気】小雪(しょうせつ)の最初を飾るのが、
【七十二候】虹蔵不見(にじかくれてみえず)。
その名の通り、冬の曇り空が増え、虹が姿を見せなくなる季節です。
秋までの澄んだ光は影をひそめ、空にかかる色の帯は、しばらくお休み。
季節は、ひっそりと冬の静けさをまとい始めます。
季節に重なる伝統色「利休白茶(りきゅうしらちゃ)」
この候に合わせたい色は、利休白茶(りきゅうしらちゃ)。
グレーがかった柔らかいベージュで、曇りの日の光が弱まったときの“くすんだ明色”を思わせる色合い。
冷たすぎない。
でも、秋の温かさはもうそこにはない。
冬の入口に立つ、この微妙なニュアンスを見事に映し取ってくれます。
利休白茶は、「静けさ」と「ぬくもり」のあいだで揺れる冬の曇天のように、どこか“人の気持ち”にも寄り添う色。
強い主張はないのに、そばに置いておくとほっと落ち着く。
そんな、陰影のやさしい冬色です。
虹蔵不見(にじかくれてみえず)とは?
虹が見えなくなる理由は、冬の曇り空が増えることと、日照時間の短さ。
夏や秋には、雨上がりの光が虹を描きましたが、冬は太陽が低く、光が弱まり、虹が生まれる条件が少なくなってしまうのです。
だからこの時期は、空の色が淡く、影が薄まり、光さえもどこか控えめ。
自然が「冬のモード」に切り替わるサインといえます。
風も冷たく、草木は眠りに向かい、空の表情にも少し寂しさが混じります。
冬の入口にゆらぐ心と体
虹が見えなくなるほど曇り空が続くと、人の心も自然と“内側”に向かいやすくなります。
・気分がゆらぎやすい
・理由もなく寂しくなる
・疲れが抜けにくい
・体が冷えて動きが鈍る
こんなサインが出てくる日が多い時期。
とくに冬は、“気”が内側に集まりやすく、外に向かうエネルギーが弱まる季節。
だからこそ、がんばらないでいい。
自分に「今日はゆっくりしていいよ」と言えている人ほど、冬の疲れを溜めずにすみます。
ママのための静かなセルフケア
虹が姿を消すこの季節は、“静かに心を整えるケア”がおすすめです。
● 湯気をゆっくり吸う
白湯でも、お茶でも。湯気を胸に届けるように。
● 照明をひとつ温かい色に変える
冬の曇り空で沈む気持ちが、自然と和らぐ。
● 首まわりを温める
心の落ち込みに直結する「冷え」を防ぐ一番の方法。
● 夜はスマホを少し遠ざける
疲れているほどスクロールしたくなるけれど、10分でも“余白時間”をつくると、呼吸が戻る。
虹が見えない冬は、“自分に静かな光を灯す季節”。
少しの工夫で、冬の心が柔らかく保てます。
まとめ
虹蔵不見は、季節が確実に冬へと歩み始める合図。
利休白茶のような優しい曇り空が広がり、世界がひとつ深い呼吸をするように静まっていく頃です。
この静けさを怖がらず、季節の流れに身をゆだねながら、心も体も“ゆっくり冬支度”をしていきましょう。
あなたの暮らしに、あたたかな光が届きますように。
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