【七十二候】水泉動とは 2026年1月10日~1月14日
【二十四節気】小寒の次候、【七十二候】水泉動(しみずあたたかをふくむ)。
凍てついた地面の下で、泉の水がゆっくりと動き始める頃を表す候です。
目に映る景色は、まだ冬のまま。
けれど、土の奥では、水がほどけるように流れ始めています。
水泉動は、季節が内側から切り替わっていく瞬間を伝える候です。
地中で始まる、静かな動き
水泉動の変化は、表に現れません。
音もなく、色も大きく変わらず、ただ、地中の水がゆるやかに巡り始めます。
冷え切った大地の奥で、凍りついていたものが少しずつ緩み、水は本来の動きを取り戻していく。
それは、始まりの合図というより、止まっていたものが、自然な状態へ戻っていく動きです。
季節に重なる色「青鈍(あおにび)」
水泉動に重なる色は、青鈍(あおにび)。
青みを含んだ、落ち着いた暗色で、光を強く反射しない、深さのある色です。
青鈍は、澄んだ青でも、重たい黒でもなく、水や土の内側に宿る気配を思わせます。
この色が持つのは、目立つ変化ではなく、内側で整っていく力。
水泉動の季節に流れているのは、そんな静かな色の時間です。
【二十四節気】小寒の中で、季節が深く切り替わる
小寒の初め、芹乃栄では、足元に青が現れました。
水泉動では、その青を支える水が、さらに深い場所で動き始めます。
- 空気は冷たいまま
- 景色は静かなまま
- それでも、内側では巡りが始まっている
水泉動は、季節が表層からではなく、内側から切り替わることを教えてくれます。
この頃に感じやすいこと
水泉動の頃は、表立った変化を感じなくても、内側で静かな調整が進んでいることがあります。
気づかないまま、
巡りが戻っていたり、
余分な緊張がほどけていたり。
そんな変化が、水面下で起きやすい時期です。
水泉動の季節に寄り添うブレンドハーブティー
地中で水が動き始める水泉動の頃は、体の内側でも、巡りが静かに戻っていく時期。
温めすぎず、刺激しすぎず、体の流れをそっと支えるハーブが合います。
水泉動のブレンドティー
ブレンド例
- リンデン
- レモンバーム
- フェンネルシード(ごく少量)
ブレンドの意図
- リンデン:緊張をゆるめ、内側をやわらかく整える
- レモンバーム:巡りを妨げるこわばりをほどく
- フェンネル:冷えで滞りやすい部分を静かに温める
香りも味も穏やかで、夜の静かな時間や、一日の終わりに向けておすすめ。
水泉動に合うブレンドアロマ
この候に合う香りは、気分を切り替えるための香りではなく、深いところで呼吸が戻る香り。
香りを「使う」というより、空気に溶け込ませるイメージです。
水泉動のブレンドアロマ
ブレンド例
- フランキンセンス
- サイプレス
- スイートオレンジ(1滴だけ)
ブレンドの意図
- フランキンセンス:呼吸を深くし、内側の静けさを保つ
- サイプレス:滞りがちな流れを、静かに通す
- オレンジ:重くなりすぎないための、かすかな明るさ
ディフューザーなら、かなり控えめな濃度で。
香りが「する」より、「空気が変わった気がする」くらいが水泉動らしさです。
おわりに
水泉動は目に見える変化はないけれど、季節が確かに進んでいることを深いところで感じさせてくれます。
青鈍のように、静かで、落ち着いた色の時間。
この季節、表に現れない動きに耳を澄ませながら、自分の内側の巡りもそっと整えていきたいですね。
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