【二十四節気】大寒の初候にあたる【七十二候】款冬華(ふきのはな さく)。
一年で最も寒さが厳しい頃、雪の下では、ふきのとうがそっと芽を出し始めます。
凍えるような寒さの中、春はもう始まっているんですね。
この曖昧で、静かな境目の季節に寄り添う色が、若芽色(わかめいろ)です。
【七十二候】款冬華とは? 1月21日~1月25日頃
「款冬(かんとう)」は、ふきの古い呼び名。
款冬華は、ふきの花が咲き始める頃 を意味します。
雪解けの土を押し上げるように現れる、丸く小さな蕾。
その姿は、「もう少しで春が来るよ」と知らせる合図のようでもあり、同時に、「今はまだ、外に出なくていいよ」と語りかけてくるようでもあります。
自然は決して急ぎません。
その確かなリズムを、ふきのとうは教えてくれます。
若芽色という色
若芽色は、緑でもなく、黄色でもない、芽吹きの途中の色。
力強く主張する若葉色とは違い、まだ土の気配をまとった、やわらかな色合いです。
この色が象徴するのは、
- 完成していないこと
- 途中であること
- 目立たない変化
それらすべてを、肯定する力。
「まだ何者でもない自分」を、そのままでいいと受け止めてくれる色です。
款冬華と若芽色が教えてくれること
この候は、新しいことを始める時期ではありません。
けれど、始まっていないわけでもない。
外から見れば何も変わっていなくても、内側では、確実に準備が進んでいます。
若芽色は、焦りそうになる心に、こう伝えてくれます。
今は、芽を伸ばさなくていい
ただ、ここで息をしていればいい
この季節の過ごし方
- 若芽色や生成り、淡い土色を身の回りに取り入れる
- 温かい飲み物をゆっくり味わう
- 何かを決めようとしない時間をつくる
目標や答えを出そうとしなくて大丈夫。
今は、内側で静かに育つ時間です。
款冬華の季節に寄り添うハーブティーとアロマ
雪の下で芽吹くふきのとうのように、この季節の体と心は、とても繊細です。
そっと温め、静かに目覚めを待つケアをしてみましょう。
この季節に合うハーブティー
● リンデン(菩提樹)
やさしい甘みと、ほっと緊張がほどける香り。
寒さでこわばった心と体を、内側からゆるめてくれます。
「何もしなくていい時間」を作りたい日に。
● カモミール
土の気配を感じる、穏やかなハーブ。
眠りが浅いときや、気持ちが落ち着かないときに。
款冬華の“まだ外に出なくていい”感覚と相性のよい一杯です。
● レモンバーム(少量)
春を先取りしすぎないよう、ほんの少しだけ。
心にやさしい明るさを添えてくれます。
単独より、リンデンやカモミールとのブレンドがおすすめ。
この季節に合うアロマ
● シダーウッド
大地に根を張るような、深く落ち着いた香り。
不安や焦りを鎮め、内側に戻る感覚を思い出させてくれます。
● フランキンセンス
呼吸を深くし、思考を静める香り。
「答えを出さなくていい時間」に寄り添ってくれます。
● マンダリン(ごく少量)
若芽色のイメージに近い、やわらかな柑橘。
気持ちを無理なくほどき、春への準備をやさしく促します。
※この時期は、スッとする香り・刺激の強い香りは控えめに。包み込むような香りが向いています。
款冬華の香りの使い方
- ハーブティーは香りを楽んで
- アロマはティッシュに1滴、ほんのり香らせて
この季節のケアは、変わり始めている自分に気づくためのもの。
ゆったりとした気持ちで楽しんでくださいね。
おわりに
款冬華は、春は、もう始まっている
そう、そっと知らせてくれる候です。
若芽色のように、この季節の静けさを、どうぞゆるりと味わってみてください。
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