三月になると、桃のつぼみがふくらみ花が咲き始めます。
【七十二候】では、この頃を桃始笑(もも はじめて さく) と呼びます。
昔の人は、花が咲く様子を「花が笑う」と表しました。
つぼみがほころび、やわらかな花びらが見え始める様子が、まるで笑顔のように見えたのでしょう。
【七十二候】桃始笑とは 3月11日~15日頃
桃始笑(ももはじめてさく)は、桃の花が咲き始める頃を表す言葉です。
まだ満開ではありませんが、枝先にぽつぽつと花が開き春の景色が少しずつ変わっていきます。
道ばたの木や庭の花を見て「咲き始めたなあ」と気づく、そんな季節です。
桃色(ももいろ)という色
この季節に合う色は桃色。
やわらかく温かみのある淡いピンクです。
春の花の中でも桃の花は少し深みのある色合いで、枝いっぱいに咲くと景色がぱっと明るくなります。
まだ冷たい風の日もありますが、花の色が春の訪れを知らせてくれます。
暮らしの中の桃色
桃色は、春の明るさを感じさせる色です。
- 食卓の布や器
- ハンカチや小物
- 花を一輪飾ること
ほんの少し取り入れるだけで、部屋の雰囲気もやわらぎます。
この季節に合うハーブとアロマ
桃始笑の頃は、花の色が少しずつ増えてくる季節です。
空気の冷たさは残っていますが、光のやわらかさや風の軽さが変わってきます。
この時期には、明るさとやさしさを感じる香りやハーブがよく合います。
ハーブ|ローズ
ローズは花のやわらかな香りをそのまま感じられるハーブです。
ハーブティーにすると、ほんのり甘く華やかな香りが広がります。
桃の花が咲き始めるこの季節の空気とも、よく似た雰囲気を持っています。
ハーブ|レモンバーム
レモンバームはやわらかく軽い香りのハーブ。
春の始まりの頃、すっきりとした後味のお茶は気分を明るくしてくれます。
朝の時間や、家事の合間の一杯にも向いています。
アロマ|ゼラニウム
ゼラニウムは花のやさしさと、少し青みのある香りを持つ精油です。
甘すぎず春の空気に自然になじみます。
部屋にほのかに香らせると、気分がゆったり落ち着きます。
アロマ|オレンジ
オレンジの香りは、明るくやわらかな印象があります。
日差しが少しずつ強くなってくるこの季節によく合う香りです。
朝や昼の時間に使うと部屋の空気も軽く感じられます。
山笑うという言葉
春の山の様子を、昔の人は 「山笑う」 と表しました。
冬の間静かだった山に、芽吹きや花の色が増え景色がやわらいで見えるからです。
同じように、季節ごとに山の姿を表す言葉があります。
- 春 山笑う
- 夏 山滴る(やましたたる)
- 秋 山粧う(やまよそおう)
- 冬 山眠る(やまねむる)
春は花や新しい葉が増え、山が明るく見える季節。
桃始笑の頃はまさにその始まりのような時期です。
花の色や香り、そして景色の変化を通して春が少しずつ近づいてくるのを感じることができます。
おわりに
桃始笑の頃は花の色が春を知らせてくれる季節です。
やわらかな桃色を見つけたら、少し立ち止まって春の空気を感じてみてくださいね。
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