子どもとの関わり・不登校と向き合う

「繊細さは、あなたのギフト」〜HSPママとタロットと、植物の癒し〜(第2回)

🌿香りで守る心

HSPのための「香りの結界」セルフケア

人混み、強い言葉、相手の機嫌…。
「本当は関係ないはずなのに、ぐったりしてしまう」
そんな経験、ありませんか?

それはHSP(とても敏感な人)にとって、日常が“刺激の多い世界”だから。
だからこそ、自分のまわりにやさしくて安心できる“境界”をつくってあげることが大切です。

そのために、もっとも自然で心地よい方法が――香りの力を借りること。

🍃 1.HSPは“境界線が薄い”感覚を持っている

HSPの人は、自分と他人の感情の境界がとてもあいまいです。

  • 相手の言葉にすぐに反応してしまう
  • 場の雰囲気に敏感で、疲れやすい
  • 他人の期待に“合わせにいってしまう”

これは「気にしすぎ」ではなく、感じる力が強いということ
けれど、気づかないうちに自分を守る“境界線”が溶けてしまっていることも…。

🌸 2.香りは“境界線”を整えるための自然な結界

植物の香りは、わたしたちの心やエネルギーに働きかけます。
特に、アロマ(精油)やハーブの香りは、HSPの心をやさしく守る“結界”になってくれます。

たとえば――

  • ラベンダー:心の緊張をほぐし、自分のスペースをつくる
  • フランキンセンス:雑音を遮断して、内側の静けさを保つ
  • ベチバー:地に足をつけて、周りの影響を跳ね返す
  • ローズマリー:自分をはっきり保ち、他人の感情に巻き込まれない

これらの香りは、ただ良い匂いを楽しむだけではありません。
“ここまでが自分”と感じられる、エネルギーの結界をつくってくれるのです。

🧘‍♀️ 3.香りのセルフケア・ルーティン

💧朝:「香りのガード」をつくる

  • 精油を1滴、手のひらに垂らし、手で軽くこすって「香りのテント」
  • 目を閉じて、深呼吸を3回。
  • 「今日は、わたしを大切に過ごします」と心の中で宣言

🌿おすすめ精油:フランキンセンス、レモン、ゼラニウム

🛁夜:香りで“ほぐし”の時間

  • ラベンダー+オレンジのブレンドをディフューズ
  • ハーブティーで体を温めて、香りで心の緊張をほどく
  • 足湯+ベチバー1滴で“地に足をつけて”眠りへ

🕊 4.香りで自分を守るという「やさしい防御」

HSPのママにとって、「守る」は「戦う」ことではありません。
香りのようにやさしい、でも確かな結界を持つこと。

その結界は、家族にとっても安心できるものになります。

たとえば、香りに包まれて落ち着いているママを見ると、
子どもも「安心して甘えていいんだ」と感じます。

🌸 あなたが整うことで、家族も整っていく。
香りはその“はじまり”のスイッチになります。

🌿HSPのための香り別チェックリスト

―今の「わたし」に必要な香りはどれ?―

以下の項目から「当てはまるものが多い列」をチェックしてください。

A
(気疲れ)
B
(不安感)
C
(自分を守りたい)
D
(やる気が出ない)
人混みでぐったりする未来のことを考えると不安つい他人に合わせてしまう気持ちが前に進まない
他人の感情に振り回される夜になるとモヤモヤするNOと言えない頭がぼんやりする
相手の言葉がいつまでも心に残る眠れない/浅い緊張しやすく疲れやすい自信がもてない
話し合いや会話でドッと疲れる悪い方に想像してしまうすぐ罪悪感を感じる行動を起こす気になれない

🌸 結果とおすすめの香り

🔹Aが多かったあなたへ|気疲れの浄化に:ラベンダー・オレンジ

→ 心をゆるめて「まぁいいか」と思えるように。眠りの質を上げたい時にも。

🔹Bが多かったあなたへ|安心とグラウンディング:フランキンセンス・サンダルウッド

→ 考えすぎてしまう心を静め、深い呼吸へ導いてくれる香り。

🔹Cが多かったあなたへ|自分の境界線をつくる:ベチバー・ローズマリー

→ 他人に流されがちな人に。凛とした「自分」を保つ手助け。

🔹Dが多かったあなたへ|前向きさと行動力:レモン・ペパーミント

→ 心に風を通してくれる爽やかな香り。思考も気分もリフレッシュ!

🧴 使い方のヒント

  • ハンカチやティッシュに1滴つけてポケットに忍ばせる
  • お風呂で2滴落としてアロマバスに
  • 精油1滴+ホホバオイルで手首に塗布 → 香りのブレスレットに

📚 まとめ

香りは、HSPのあなたにとって“心の境界線”を整える大切なツールです。

🌿 敏感さ=弱さ ではなく、感じる力という才能。

🌸 その才能を守るために、香りという味方を取り入れてみませんか?