このブログの想い/自己紹介

「当たる占い師ですか?」と聞かれて、私が答えること

「ねぇ、当たるの?」
私が占いをしていると知った友人から、よく聞かれる質問です。

そのたびに私は、少し戸惑いながらこう答えます。

「占いってね、未来を“当てる”ものじゃないの。
潜在意識を言葉にして、自分でも気づいていなかった本音に出会うためのもの。
そして、行き詰まっている思考に“別の視点”を与えて、未来を自分で変えていくためのヒントなのよ」

でも、この想いがすんなり伝わることは、あまり多くありません。
「ふーん」と、怪訝そうな顔をされることもしばしばです。

無理もありません。
「占い」と聞くと、透視や未来予知のようなイメージを持たれやすく、当たるか当たらないか、白か黒か、という二択の世界で捉えられがちだからです。

タロットは「気づきのツール」

私は、占い――とくにタロットを「気づきを得るためのツール」だと考えています。
悩みの中にいるママたちの心にそっと寄り添い、そのママ自身が変わっていくことで、やがて子どもたちや家族の未来も少しずつ変わっていく。

実際、私自身がタロットに救われた経験があります。
苦しかった日々。
答えが見えなくて、ただただ不安だったとき、1枚のカードがくれた問いかけが、心の奥に眠っていた本当の気持ちに光を当ててくれたのです。

占いは「当てる」ためではなく「気づく」ためにある

~The Magician × SUNFLOWER(ひまわり)のタロットから~

たとえば、こんなご相談があるとします。

「何をやってもうまくいかなくて……もう仕事を辞めようか悩んでいるんです」

そんなときに、タロットを引くと《The Magician(魔術師)》のカードが出たとしましょう。

このカードには、太陽のように明るい《ひまわり》の花が描かれています。
ひまわりには、たくさんの種があります。
その一粒一粒には、新たな命の情報がぎゅっと詰まっていて、無限の可能性を表しています。

もし私が「当てること」を目的とする占い師だったら、「あなたは新しい人生をスタートさせます。転職すれば問題は解決します」と伝えるかもしれません。

転職後に状況が良くなれば、「当たった!」と喜ばれるでしょう。
けれど、転職せずに自然と状況が改善していった場合、「あの占い師、当たらなかったな」と思われてしまうかもしれません。

さらに、仮に転職して順調だったとしても人生は山あり谷あり。
また悩みにぶつかったとき、「あの占い師は当たるから」と再び頼るようになり――気づけば、占いに依存する心のクセができてしまうこともあるのです。

私が届けたいのは「行動につながる気づき」

だからこそ、私はこうお伝えします。

「今、あなたの中にあるたくさんの種――
それはまだ眠っているかもしれないけれど、確かに“可能性”という形で存在しています。
今はその力をうまく発揮できていないだけ。

たとえば、発想を変えてみる。
誰かに相談してみる。
今までと違う小さな一歩を踏み出してみる。

その先に、突破口が見えてくるかもしれません。
転職も選択肢のひとつですが、
本当の答えは、すでにあなたの中にあるのです。

選択肢は無限大。
さあ、どの種から育ててみましょうか?」

占いは、未来を創るためのヒント

このように私は、占いを「未来を言い当てる」ためではなく、「自分の内側にある力に気づくためのサポート」として活用しています。

占いを信じない人には、何も響かないかもしれません。
でも、占いを“上手に活用できる人”は、カードの絵柄や言葉をきっかけに少しずつ行動を変えていきます。

そして、自分の未来を自分の力で変えていくのです。

✨ 占いは、未来を当てるものではなく、未来を創るためのヒント ✨

タロットカードは、あなたの中にある“光”を映し出す鏡のような存在です。
迷ったとき、不安なとき、疲れたとき――あなたの中に眠る可能性を、カードとともに見つけにいきましょう。


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